Iron Mothの名前の由来・設定考察
古代種は多様性が、未来種はモーションがいいですね
Iron Moth
Pokemon Scarlet
“This Pokémon resembles an unknown object described in a paranormal magazine as a UFO sent to observe humanity.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
第九世代で登場した、テツノドクガです。
ウルガモスに対応する未来種と考えられるポケモンで、古代・未来が揃っているのはドンファンとウルガモスの特徴です。
『V』の博士AIが最初に出してくるポケモンであり、普通に進めていれば初見で炎/毒という独特のタイプを推測するのは困難です。
タイプは失ったもののとんぼがえりをはじめとした虫技を残しており、電子化したからかいくつかの電気技を習得します。
ちょうのまいこそ持ちませんが、古代種とも異なりウルガモス専用技のほのおのまいは平然と習得します(物理型の古代種は使わないでしょうが)。
名前の由来
Iron Moth (Paradox Pokemon)
Iron “鉄の” + Moth “蛾” です。
以上です。
「毒蛾」というように「毒」が明示されているのは日本語の他に韓国語、中国語のようです。
図鑑説明と設定
“This Pokémon resembles an unknown object described in a paranormal magazine as a UFO sent to observe humanity.”
“このポケモンは、人類を監視するために送られた未確認飛行物体として超常現象の雑誌に記述されていた未知の物体と似ている。”
未来種は一貫して「物体」と記述されているのが特徴です。
パーツの独立具合はおそらく未来種の中でも最高で、羽が移動・合体し正面側に回ったり、なんと脚のパーツも発射できるようです。
また、ドンファンがスペインの伝説に登場する人物と同名であったように、ウルガモスに古代・未来両方の姿があることにも何らか理由がありそうです。
推測としては、スペインが「太陽の沈まぬ帝国」と呼ばれたことに関連づけられるかもしれません。
世界帝国としてはイギリスの方が有名かもしれませんが、先んじてハプスブルク朝のスペインがそのように呼ばれています。
スペイン語だと el impero en el que nunca se pone el sol ですね。
the empire in (the) which never (itself) sets the sun といった感じの構成をした名詞句です。
動詞 pone の前に来ている se は clitic と言われる形で表された目的語で、この場合 itself に相当すると言っていいはずです。
ponerse “着る”といったような、必ず主語と同じものを目的語として取る再帰動詞はスペイン語などに特徴的です(上記の場合は偶然と言えそうですが)。
さて、今週のポケモンはテツノドクガでした。
UBのときもですが、パラドックスポケモンのグッズ展開も良さそうですね。
フィギュアとかは買っても持て余すのが欠点ですが……
それでは、来週もまたよろしくお願いします。
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