Typhlosionの名前の由来・設定考察
『LEGENDS』2週目をやっています
Hisuian Typhlosion
Pokemon Legends: Arceus
“Said to purify lost, forsaken souls with its flames and guide them to the afterlife. I believe its form has been influenced by the energy of the sacred mountain towering at Hisui’s center.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第二世代で登場したバクフーンのヒスイのすがたであり、『LEGENDS』の最初のポケモンの最終形態です。
タイプにはゴーストが追加され、HPと素早さから微妙に削って特攻に回すという何とも言えない能力をしています。
ストーリーで使う分には元からそれなりに纏まった能力でしたが、ゲーム性が違う『LEGENDS』では少し事情が違います。
一撃で敵を倒すのが難しく、後続からは先制されやすいシステムに加え、悪・岩技が飛んできやすく、さらになぜか雨に炎減衰だけあるのも逆風です。
ただし、単騎攻略がしづらいバランスであるため明確に他2匹に劣る訳ではありません。
名前の由来
Hisuian Typhlosion (Ghost Flame Pokemon)
Typhoon “台風” + Explosion “爆発” ですね。
日本語とほぼ同じですが、元々はさらにヤマアラシという生き物名がかかっています。
原種と変わった分類名は日本語だと「おにび」です。
技の方のおにびは Will-O-Wisp という名前になっています。
「藁(松明)持ちのWill」という意味で、Jack-o’-lantern と実態も名称も元々はほぼ同じです。
悪人の魂ということなので、後述の浄化の炎とあまり噛み合わないために別の訳語が当てられているのではないでしょうか。
図鑑説明と設定
“Said to purify lost, forsaken souls with its flames and guide them to the afterlife. I believe its form has been influenced by the energy of the sacred mountain towering at Hisui’s center.”
“惑い、打ち捨てられた魂を炎で浄化し来世に導くと言われている。この姿はヒスイの中央に聳える神聖な山の力に影響されていると考える。”
afterlife を「来世」としていますが、別に来世に限らず「死後の世界」かもしれませんし特定の死生観に偏らない日本語にするのは難しいですね。
霊力のある炎を攻撃に使う専用技・ひゃっきやこうの英語名は Infernal Parade です。
「地獄の行進」というと日本的な姿とイメージが違いますが、inferno “大火” なので火傷効果がついているのには合っています。
ついでに、スペイン語だと「冬」を invierno と言います。
何となく響きが似ているので関連語かと思いましたが、infernus とhibernum で違いそうでした。
invierno との関連語だと hibernation “冬眠” ですね。
さて、今週のポケモンはヒスイバクフーンでした。
Infernal Parade の威力60はこごえるせかいと同じものを感じます。
もう少し上げてもいいのではないでしょうか……
それでは、来週もまたよろしくお願いします。