Carbinkの名前の由来・設定考察
フィオネも一般にしてあげて
Carbink
Pokemon Shield
“It’s said that somewhere in the world, there’s a mineral vein housing a large pack of slumbering Carbink. It’s also said that this pack has a queen.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第六世代で登場した、メレシーです。
何の変哲もない一般フェアリーと見せかけて、実は同世代の幻枠のディアンシーとの関わりを窺わせます。
とはいえゲーム内では完全に独立した種族であり、マナフィとフィオネのように入手経路に関する関係すらありません。
そのおかげというと皮肉ですが、能力は下位互換ながら一般戦で使用でき、がんじょうという優秀な夢特性ももらっています。
また、岩/妖はこの一派のみが保有する複合タイプでもあります。
名前の由来
Carbink (Jewel Pokemon)
Carbuncle “カーバンクル” や Carbon “炭素” ではないかと思われます。
後半については tinkle “(鈴のような)高い音を鳴らす” という説もありますが、微妙なところです。
カーバンクルは南アメリカで目撃されたとされる生物で、額に輝く物質(宝石)を持っていると言われています。
しっかり額にも宝石がついているデザインなので、モチーフの一つであると考えられます。
最初に「輝く石炭のような(宝石)」と形容されたことから、carbon とは同源の carbunclus という語から命名されています。
ディアンシーはそのまま Diancie なのですが、こちらは各言語で別の名前になっています。
日本語名の方は、melee diamond “メレダイヤ” + Pixie “妖精” ではないかと思います。
メレダイヤは0.2カラット以下の小さなダイヤを表すらしく、デザインに合致します。
しばしば大きなダイヤを周りで飾り立てるのに使われることから、そもそも「女王」ありきのデザインであると言えます。
なお、分類名の jewel は「宝石」で、jewellery は「宝飾品」という区別になっているらしいです。
図鑑説明と設定
“It’s said that somewhere in the world, there’s a mineral vein housing a large pack of slumbering Carbink. It’s also said that this pack has a queen.”
“世界のどこかには、休眠状態のメレシーの大きな群れを住まわす鉱脈があると言われている。この群れには、女王がいるとも言われている。”
『盾』版の説明ですが、ディアンシーとの関係が仄めかされています。
通常入手不可の幻との兼ね合いなのか、ゲーム内の図鑑で記述されたのは『USUM』以降になってからです。
同世代の登場とはいえ(もしくはだからこそ)、『XY』の図鑑で書かれようものなら不毛な入手方法探しが始まるのでやむを得ないのでしょう。
ただ、このような設定から、ディアンシーは通常入手可能に落とし込める幻としては有力なのではないでしょうか。
さて、今週のポケモンはメレシーでした。
実は種族値合計自体もこう見えて500で無進化でもそれなりに高い設定になっています。
どことなく「反省」が見え隠れするポケモンですね……
それでは、来週もまたよろしくお願いします。