Pokemon of the Week 291: Cyclizar

Cyclizarの名前の由来・設定考察

解禁日を取り下げたのを見るに、まさか最強シリーズを走り切るつもりなのでは

Cyclizar
“Apparently Cyclizar has been allowing people to ride on its back since ancient times. Depictions of this have been found in 10,000-year-old murals.”

Pokemon Scarlet

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第九世代で登場した、モトトカゲです。

パルデアで一般的なライドポケモンであり、街中でも見かけることができます。

しっぽきりが準専用技であるため、実は近年で珍しく専用のあれこれを与えられていない珍しいポケモンです。

タクシー枠のイキリンコもそうなので、乗り物という個性を得ている代償なのかもしれません。(ベラカスやハルクジラは…?)

ウルガモスに並んで、過去・未来種両方が登場しているポケモンでもあります。


名前の由来

Cyclizar (Mount Pokemon)

Cycle “二輪車” + Lizard “トカゲ” と思われます。

より正確に言えば motorcycle “オートバイ” の短縮なのだと思います。

日本語名も同じような構成ですね。

bi- や motor- などが付加されて個別の乗り物を表すようになったあと、それが取れて cycle に戻ってきているというのも変な話です。

また、回転するもの(=タイヤ)があるもの全て -cycle だとしたら「車」に分類されるものもそうなりそうです。

しかし、これについては、どうやら bicycle という語ができてから motorcycle や tricycle などが派生的に生まれた、ということのようです。

各語の形態には見えないものの、下地には bicycle の概念があるために、それと受け取り方が異なる車両は cycle にならなかった、ということですね。


図鑑説明と設定

“Apparently Cyclizar has been allowing people to ride on its back since ancient times. Depictions of this have been found in 10,000-year-old murals.”

“どうやら、モトトカゲは古の時代から人を背に乗らせていたようだ。このことの描写が、10,000年前の壁画に見つかっている。”

特に人間に友好的な種なのかもしれませんが、同じ古代でも修羅の国ヒスイとは大違いですね。あそこだけおかしいのでしょうか。

パルデアはパルデアで、大穴のせいで時間軸が崩壊しているため当てになりませんが……

別に本種に限らないものの、現代種のモトトカゲは古代種ツバサノオウ、未来種テツノオロチと比べると圧倒的に貧弱です。

あれらは本当に別時代に実在したポケモンと考えて良いのでしょうか。

どうもエリアゼロのエネルギーは「変質させる」「強化する」に重点が置かれているように見えます。

願望を元に変化させる、というのが本質だとした場合、博士/探検家の思考をベースに、現代種が変質して強力な力を得た、という気がしてなりません。

とはいえ、博士AIが捕獲したポケモンを即席で使用する描写や、原種自体が希少もしくは唯一の準伝説のパラドックスもいるという不可解な点も残ります。

DLCでの答え合わせが欲しいですが、第五世代(完全体キュレムや古代の王)以降、未回収のままの設定が多いので期待しすぎも良くないですね。

考察の余地があった方が面白いのもそうですし、もしかすると十数年後のリメイクも視野に入れて作っているのかもしれませんが……


さて、今週のポケモンはモトトカゲでした。

そういえば、光線スペクトル上で、大体中央あたりが黄色と緑なんですね。

現代の姿、というのに色も対応させていたとしたら、面白いデザインです。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Online Etymology Dictionary

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