Pokemon of the Week 311: Komala

Komalaの名前の由来・設定考察

無進化ポケモンは思い出せないんだ

Komala
“It is born asleep, and it dies asleep. All its movements are apparently no more than the results of it tossing and turning in its dreams.”

Pokemon Sun

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第七世代で登場した、ネッコアラです。

無進化の上に生息域も限られていたため、『SV』で目にすることの方が多いかもしれません。

最大の個性は、専用特性のぜったいねむりです。

常に眠り状態として扱われ、競合する状態異常にならないため実質的に毒や火傷、本物の眠りを無効化する実はかなり強力なものです。

いびきやねごとを無条件で使うこともできますが、地味にゆめくいやあくむ、たたりめの威力上昇も無条件で通すというデメリットもあります。


名前の由来

Komala (Drowsy Pokemon)

Coma “昏睡” + Koala “コアラ” と思われます。

coma は、外傷などによって意識を取り戻さない状態、とされています。

字義通りに捉えると常に重症のコアラになってしまいますが、「眠りから醒めない」くらいに軽く取っておくので良いと思います。

コアラは日に20時間ほど眠ることもある動物として知られており、この実際の性質を誇張したものがネッコアラであると考えられます。

また、コアラの食べるユーカリには毒性があると言われます。

コアラはこの毒を分解できる、というところも合わせて、「ずっと眠っていて実質的に毒(など)無効」というデザインにされているのかもしれません。


図鑑説明と設定

“It is born asleep, and it dies asleep. All its movements are apparently no more than the results of it tossing and turning in its dreams.”

“眠ったまま生まれ、眠ったまま死んでいく。全ての動作は、夢の中にいながらの寝相や寝返りに過ぎないようだ。”

現実とは違う夢を見ながら、知覚と行動が噛み合って上手いこと生きている、という感じでしょうか。

ただ、夢の内容には言及されていないので、実は現実とほぼ同じものを見ているという可能性もあります。

というか全ての生き物には知覚できていない部分があるはずで、そこをいい感じに補って生きているはずです。

外界からの刺激は受け取れていてそれに反応するとなると、やっていることは人間もあまり変わらないのかもしれません。

「水槽の脳」の思考実験のように哲学になってきますね。


さて、今週のポケモンはネッコアラでした。

あまりに見慣れないポケモンすぎて、『V』で色違いをスルーした記憶があります。

一瞬違和感を覚えたのですが、体色が変わらなかったので素通りしてしまいました。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Wikipedia

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