Pokemon of the Week 320: Togepi

Togepiの名前の由来・設定考察

ピッピがメトロノームを持っている問題

Togepi
“The shell seems to be filled with joy. It is said that it will share good luck when treated kindly.”

Pokemon Gold Version

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第二世代で登場した、トゲピーです。

『金銀』最序盤のイベントで博士に届けることになるタマゴから生まれるポケモンです。

タマゴが当時は新たなシステムであったことから大発見との反応をされますが、実はこの反応はリメイク版の『HGSS』では変わっています。

なつき進化も新たに導入されたものだったため、新要素を詰め込んだ形になります。

第四世代から追加進化が導入されたり、第六世代でタイプが変更されたりと、その後も新要素の反映は多くなっています。


名前の由来

Togepi (Spike Ball Pokemon)

棘 + ピ ですね。日本語と共通名です。

「ピ」については、可愛らしさを表すための音かもしれませんし、雛鳥の鳴き声から来ているのかもしれません。

……名前については以上です。

メトロノーム

某まとめサイトで見たのですが、海外限定でポケモン+持ち物のグッズがあるようですね。

その中でピッピ+メトロノームという組み合わせがありました。

これは、技・ゆびをふる と道具・メトロノームがいずれも Metronome という名前になっていることを由来としているものと思われます。

一定の間隔で指を振る、というのが英語名の元になっているのでしょう。

英語名をつけるにあたって、そもそも「ゆびをふる」が何なのかが日本語の時点で謎なため難しいですね。

Metronome という語自体は、ギリシア語の metron “物差” + nomos “(人為的)規則” により作られた(発明当時の)造語らしいです。

ちなみに、技の説明文としては、

“The user waggles a finger and stimulates the brain into randomly using nearly any move.”

“使用者は指を振って、ほとんどどんな技でも無作為に使用するように脳を刺激する。”

だそうです。なんなのでしょう。

初代の頃のアニメでピッピが両手で指を振っている姿を記憶していますが、最低要件は指一本(a finger)なのですね。

そういえば、3Dになってからピッピも技の使用時に片手だけ掲げているような気がします。


図鑑説明と設定

“The shell seems to be filled with joy. It is said that it will share good luck when treated kindly.”

“殻は喜びで満たされているようだ。親切に接されると、幸運を分け与えると言われている。”

全てに具体性がない。

卵が祭りのシンボルとされるのはイースターやノウルーズといった祭りで見られることですが、多くは生誕(再生)や創造の象徴とされています。

幸運といえば間接的にはそうなのでしょうが、やや釈然としません。

初代のラッキーから、むしろ「卵=幸運」はポケモンが代表的である気すらします。

卵→雛鳥(→成鳥)という進化過程になっているのでしょうが、それにしてもタマゴから卵が生まれるというのからしてやや気を衒っていますね。

一応、デザインとしては頭の上に割れた殻を乗せている雛鳥、の殻を上下逆さにすると尖っている部分が上を向くため、そこからの発想なのではないかと思います。


さて、今週のポケモンはトゲピーでした。

Metronomeの話題を見てピッピを扱おうとしたところ、消費済でした。320もやっているのだからそういうこともあります。

さらに言うと、こういう名前もデザインも話を広げにくいポケモンを隙を見て消費しておきたいんですよね。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Wikipedia
Online Etymology Dictionary

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