Latiosの名前の由来・設定考察
有料でいいので色率上げて欲しかったですかね……
Latios
Pokemon Ruby Version
“LATIOS has the ability to make its foe see an image of what it has seen or imagines in its head. This POKéMON is intelligent and understands human speech.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第三世代の準伝説、ラティオスで、同年の映画で先行して登場しています。
映画の影響から「兄」と扱われやすいですが、実際は単に同種族のオスの個体ということのようです。
性能面では、高水準な能力を持つアタッカーで、非常に広い技範囲といくつかの小技を覚えます。
上から高威力のりゅうせいぐんを押し付ける戦法が猛威を振るい、フェアリー登場の大きな要因となったと言われるほどです。
その後は露骨に冷遇されていますが、最近になって、渋られていた炎技を与えられるなど少しずつ許されつつある様子も見えます。
名前の由来
Latios (Eon Pokemon)
信憑性は微妙ですが、Latere “ラテン語:隠れる” + -os “(ロマンス語系で男性に結びつく音)” と言われることが多いです。
ラテン語は一人称単数を動詞の辞書形とする慣例があり、それに従うと lateo です。
映画での登場が先行することを考えると、秘密の庭に隠れて暮らす様子を結びつけるのにそこまで無理はないかと思います。
ただ、もちろん明言されていないことですし、実際のところは分かりません。
ルギアやセレビィもそうですが、こういった概念系の名前は決め手に欠けるため、記事にしていてやや辛いところがあります。
図鑑説明と設定
“LATIOS has the ability to make its foe see an image of what it has seen or imagines in its head. This POKéMON is intelligent and understands human speech.”
“ラティオスは見たことや考えたことを敵に見せる能力を持つ。このポケモンは知能が高く、人の言葉を解する。”
お気づきの方もいるかもしれませんが、この初登場『ルビー』の英文は誤訳されています。
日本語版は以下の通りです。
みた ものや かんがえた イメージを あいてに えいぞうとして みせる のうりょくを もつ。にんげんの ことばを りかいすることが できる。
「相手」という日本語が「対象」とも「(スポーツやゲームの)敵」とも取れるためにこういったことになったと考えられます。
厄介なところとして、ラティアスの方に「光の屈折で姿を隠す」という記述があるため、ゾロアーク的な幻覚使いの種族だと取ってしまえることもあります。
映画の描写を見れば敵に使うものではないのが分かりますが、ゲーム内テキストだけだと誤解で筋が通ってしまうので難しい問題です。
なお、この記述の “foe” はリメイク版の『OR』でしっかり “others” に書き換えられているので、誤訳という認識はあったようです。
(ただし、文字通りに読めば「敵には使わない」とも別に言っていないですが)
Mega Latios
Pokemon X
“A highly intelligent Pokémon. By folding back its wings in flight, it can overtake jet planes.”
“大変に知能の高いポケモン。飛ぶときに翼を畳むことで、ジェット機を追い抜くこともできる。”
第七世代で地方図鑑に載らなかったため、メガ固有の図鑑説明はありません。
メガラティアスとほぼ同じ姿になるのは同種族と考えればある意味当然で、むしろメガストーンが分かれている方が奇妙です。
目の色は元のものを引き継いでいるため、正確に認知できる唯一と言っていい違いになっています。
戦闘機+鳥の組み合わせは、エアームドやオトシドリと結構多用されているイメージがあります。
(ラティアスの)姿を消す力がステルス戦闘機の着想とすると、ドラパルトともかなり被ってくるでしょうか。
とはいえ、装甲、爆撃、ステルス、ジェットとそれぞれメインのイメージが違うので、被っている感じはしないですね。
さて、今週のポケモンはラティオスでした。
ジョウトのときと比べると徘徊伝説枠が一匹になるので、やたら湧くイメージがつきましたね。
ところで、野生色違いが野良ラティオス*2だけだったのですがそれは……
それでは、来週もまたよろしくお願いします。