Pokemon of the Week 70: Lunala

Lunalaの名前の由来・設定考察

そろそろ第七世代もまとめに入らなくてはなりませんね。
新作が近いようです。

Lunala
“It is said to be a female evolution of Cosmog. When its third eye activates, away it flies to another world.”

Pokemon Sun

翻訳・解説は “続きを読む” から!



概要

第七世代、ムーンのパッケージを飾るルナアーラです。

伝説では初めてとなる進化するポケモンで、ストーリーでも重要な役割を果たします。

4倍の弱点しか持たないという極端な耐性と、一貫性の高い高威力技、防御に寄与する特性が特徴です。

爆発力にはやや欠きますが、伝説の割と器用に何でもこなします。

種族値が素数で構成されるUBの性質を持ち、設定もそれ寄りですが、扱いは微妙です。

ポケモンカードでもUB扱いにはなっていません(暁ネクロズマはUBです)。


名前の由来

Lunala (Moone Pokemon)

Luna “ルナ(月の女神)” + Ala “翼” と思われます。

分類名の moone ですが、moon の古風なスペルです。

「月輪の祭壇」も Altar of the Moone と訳されています。

ala は学術用語で、ラテン語借用です。日常では使いません。

luna はもちろん一般名詞の「月」にもなり得ますが、後述の設定を踏まえると女神として解釈するのが妥当に思われます。

専用技・特性

必ず系統の固有技あるいは特性を備えるアローラ勢の例に洩れず、伝説であるルナアーラもそれらを持ちます。

伝説だけあって、技と特性、Z技全てを備える豪華仕様。

Moongeist Beam “シャドーレイ” は専用技で、特性を貫通します。

geist は「ポルターガイスト」の geist です。(ただしこちらはドイツ語からの借用です)

魂や霊という意味のため、「月霊光線」となります。

これを専用Z技化すると、Menacing Moonraze Maelstrom “ムーンライトブラスター” になります。

最初の音が揃えられており、英語での押韻(この場合は正確ではないですが)の重要性が見てとれます。

英語のZ技はどれも、リズム感の良いものが多いです。

ちなみにあえて訳すなら「恐るべき壊月の大渦」といったところで、やはりイメージのつかない攻撃です。

専用特性は Shadow Shield “ファントムガード” です。

こちらも頭の音が揃っています。

アローラの伝説は防御的に作用する特性ばかりで、本質が守護神であることが強くアピールされているのが設定でのポイントでしょう。


図鑑説明と設定

“It is said to be a female evolution of Cosmog. When its third eye activates, away it flies to another world.”

“コスモッグの女性型の進化と言われている。第三の目が活性化するとき、その飛び去る先は異世界。”

特徴的なのは away it flies という語順です。

日本語の「は」に見られるような話題型の構文は英語ではあまりありませんが、ここではそれが使われています。

副詞の away が強調されているのですね。

この話題の扱いの差異があることが、翻訳などを難しくしている要因の一つかもしれません。

個人的な経験ですが、話題的表現である as for などを利用すると、途端に英語が話しやすくなったりします。

もちろん、英語的発想の文ではないわけなので、ネイティブの言い回しではありませんが。

月は女性?男性?

名前の由来での女神ルナと同様、ここでは月は女性として扱われています。

ラテン語から発するロマンス語(スペイン、フランスなど)では、月が女性、太陽が男性です。

一方、ゲルマン語系の(古)英語やドイツ語では、逆に月が男性で、太陽が女性です。

日本語と現代英語だけやっている分にはあまり関係ないのですが、他言語や古英語に手を出すと、名詞に性があるため重要です。

個人的にはロマンス語のように月が女性のイメージでしたが、日本神話を考えるとそうではないですね。

天照大神はもちろん女性で、月読命は確証はないですが男性として扱うことが多いようです。

このあたりに目を留めた人類学の研究なども、探せば見つけることができそうです。


新作発表が近いらしい今週は、第七世代のまとめとしてその伝説の回でした。

様々な憶測も出ていますが、このサイトではUSUMの時と同様、公式の情報のみまとめる方針です。

その代わり、外国語情報との比較などは詳しく見ていく予定です。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Wiktionary ala moone
Wikipedia
Wikipedia日本語版 ポルターガイスト現象 ツクヨミ
Glosbe

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