Pokemon of the Week 281: Vivillon

Vivillonの名前の由来・設定考察

何を思ってこんな分布にしたのか

Vivillon (Meadow Pattern)
“This Pokémon was born in a land where flowers bloom. It scatters colorful, toxic scales from its wings during battle.”

Pokemon Violet

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第六世代で登場した、ビビヨンです。

序盤虫ではありますが、優秀な特性と、(削除されたものの)専用技も含めた個性的な技で高い詰ませ性能を持つ侮れないポケモンです。

その最大の個性は、プレイヤーの出身地によって模様が変わるという仕様です。

3DSの本体設定によって姿が変わり、16種類に加えてイベント限定の特殊柄2種の計18の姿を持ちました。

『SV』ではかつて特殊柄だったファンシーなもようが野生出現として統一されましたが、『GO』との連携により他の柄を出現させられるようになりました。


名前の由来

Vivillon (Scale Pokemon)

Vivid “鮮やかな” + Papillon “仏語:蝶” と思われます。

フランス語なのは、初登場の舞台がフランスベースのカロスだったからですね。

フランス語が絡むことを除けば、かなり分かりやすい名前です。

メイン画像になっているのは Meadow Pattern “はなぞののもよう” で、公式イラストもこの模様です。

地域的には、ヨーロッパの一部で、フランスの大部分がこの模様になります。

代表として扱われているのもそのためでしょう。

ビビヨンのモチーフとしては、(メスが)少なくとも14種類の模様をもつというオスジロアゲハが挙げられています。

ものによって毒蝶に擬態したり、オスに似たりと様々なパターンがあるそうで、遺伝によってこの模様は決まるそうです。

ただ、ビビヨンの模様は遺伝しないのですが…


図鑑説明と設定

This Pokémon was born in a land where flowers bloom. It scatters colorful, toxic scales from its wings during battle.

“このポケモンは花々が咲き乱れる土地で生まれた。戦闘中、翅から色彩豊かで毒性のある鱗粉を撒き散らす。”

姿違いが個別の図鑑説明を持って初めての登録となる『SV』では、全ポケモン中最多、実に18種類の説明文を持ちます。

この手の性能に関わらないマイナーな差異を持つポケモンの通例として、姿によって一文程度が差し替えられる形になっています。

この場合、前半部分が模様固有で、後半が共通の説明です。

なお、はなぞののもようはそこそこの地域とプレイ人口を持つ、本当にそこそこと言えるレア度の模様です。


Vivillon (Elegant Pattern)
“Vivillon with many different patterns are found all over the world. These patterns are affected by the climate of their habitat.”

Pokemon X

“多くの異なる模様のビビヨンが世界中で見つかっている。これらの模様は生息地によって影響される。”

こちらは、お馴染みのみやびなもようです。

日本固有種で、地域としては広くないものの、極端なプレイヤー人口の多さから大量に流通しています。

一応日本でも、北海道・沖縄・その他離島の他、青森・長崎は異なる模様になります。

残念ながらあまりに溢れかえっていることから交換レートとしてはほぼ価値なしで、「NO PURPLE」の記述も見られるほど愛好家からの評価は厳しいです。


Vivillon (Sandstorm Pattern)
“The patterns on this Pokémon depend on the climate and topography of the land it was born in. This form is from parched lands.”

Pokemon Scarlet

“このポケモンの模様は生まれた土地の気候と地形に依る。この姿は渇いた土地出身である。”

こちらは一転して、界隈で最も価値が高いとされているさじんのもようです。

それも当然のことで、アウジアラビアなどの中東と、アフリカ東部という容易にアクセスできない土地でのみ手に入る姿なためです。

ビビヨンの模様は遺伝しないため、直接入手しか手段がないこともその希少性を後押ししています。

ビビヨンの価値に弱みのある日本人の中でこちらを入手できた人は、極めて限られるのではないでしょうか。


さて、今週のポケモンはビビヨンでした。

『GO』で海外フレンドを多めにしていた(自宅ギフトを投げてもまあまず凸されない)ため、ビビヨン強者に片足を踏み込めて助かりました。

ハワイ土産で取れるオーシャンあたりの価値は変わってきそうですね。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Wikipedia
Pocket Monsters.net

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