Pokemon of the Week 301: Durant

Durantの名前の由来・設定考察

ピックミーン

Durant
“They attack in groups, covering themselves in steel armor to protect themselves from Heatmor.”

Pokemon Black Version

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第五世代で登場した、アイアントです。

意外と多い鋼/虫の複合のうちの一種で、素の速さは最も速い高速型です。

特性にも個性的なものがあり、命中下降と引き換えに攻撃力が上がるはりきり、デメリット特性であるなまけを持ちます。

ダイマックスによって技が必中となりはりきりのデメリットを踏み倒せた『剣盾』では、主に初期に大きな結果を残したこともあります。

また、単体では枷でしかないなまけを技・なかまづくりで伝染させることができ、特異なサポートを行うこともできます。


名前の由来

Durant (Iron Ant Pokemon)

Durable “丈夫な” + Ant “蟻” と思われます。

分類名の Iron Ant はほぼ日本語名ですね。

durable はラテン語 durare “固くなる” から来ており、duration、やや派生して endure などと同じ語源になります。

また、前置詞の during も同様の語源のようです。

前置詞などの数が限られた範疇は閉じた(closed)カテゴリと言われて増減することが珍しいため、ここに外来語があるのは興味深いですね。

また、祖語の段階まで遡ると、true や trust などとも遠縁に当たります。

「確固たる」というのが推定される元の意味ということだそうです。


図鑑説明と設定

“They attack in groups, covering themselves in steel armor to protect themselves from Heatmor.”

“自身をクイタランから守るための鋼の鎧で覆い、群れで攻撃する。”

アイアントとクイタラン(Heatmor)は、異種族間の対立が明示されている例の1つです。

他にはザングースとハブネークが有名でしょうか。

あちらと比較すると、クイタランが明確に捕食者であるという構造になっているのが特徴です。

ただし、実際には単体の能力値の時点で互角(484)で、属性の圧倒的有利だけがクイタランの優位性になります。

また、炎を主要な武器としているクイタランに対抗するにおいて、鋼の外殻は逆効果にすら思えます。

今後、力押しが得意だったクイタランと、鋼の殻を持たないアイアントの原種がリージョンで登場することもあるかもしれません。

もしそういったものが見られるなら、生物学的な意味で進化したポケモンの例として使われる日が来るでしょうか。


さて、今週のポケモンはアイアントでした。

このところ、大量の小型生物を引き連れて様々なものを回収するゲームをしていました。

色々なゲームが、新作になるごとに敵味方でインチキを押し付け合うデザインになっていきますね。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Online Etymology Dictionary

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