Pokemon of the Week 362: Rillaboom

Rillaboomの名前の由来・設定考察

そこまで弱体化させなくてもよかったのに

Rillaboom
“By drumming, it taps into the power of its special tree stump. The roots of the stump follow its direction in battle.”

Pokemon Sword

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第八世代の最初の草ポケモンの最終進化形、ゴリランダーです。

物理面に秀で、他二匹が高速なため目立ちませんがそこそこ速さもある方です。

相手の素早さを確定で下げる、使い勝手のいい草物理技・ドラムアタックを専用技として持ちます。

追って隠れ特性のグラスメイカーと、それにより先制技化するグラススライダー、さらにキョダイ形態を獲得し、極めて強力なアタッカーとして活躍しました。

現在ではグラススライダーの大幅な弱体化とダイマックス廃止、さらに高威力の先制技を使うポケモンの闊歩があり、前世代ほど暴れることはできなくなっているようです。


名前の由来

Rillaboom (Drummer Pokemon)

Gorilla “ゴリラ” + Boom “轟音” と思われます。

技・ばくおんぱの英語名が Boomburst です。

ゴリラは Gorilla gorilla gorilla の学名でも知られますが、これはあくまで一種の名称です。

ゴリラ属 (gorilla) ニシゴリラ (gorilla) 亜種のニシローランドゴリラ (gorilla) がこれに当たります。

ヒガシゴリラ (Beringei) という種もいます。

このような繰り返しは tautonym と呼ばれるらしく、属の基準種 (type species) に見られやすい命名だそうです。

亜種まで含めた3つは珍しそうですが、Bison bison、Vulpes vulpes と言った例は結構な数存在しています。


図鑑説明と設定

“By drumming, it taps into the power of its special tree stump. The roots of the stump follow its direction in battle.”

“太鼓を叩くことで、特殊な切り株に力を込める。切り株の根は戦いにおいてその指示に従う。”

drumming はゴリラが争いを避けるための行動の1つとして用いられます。

他にも、メスが求愛に応じる際に行うとも言われています。

これがここでは文字通りにドラムを叩くという行為に変換されています。

drumming という性質にさえ行きつけば、この進化は実は予想できていたのかもしれません。


Gigantamax Rillaboom
“Gigantamax energy has caused Rillaboom’s stump to grow into a drum set that resembles a forest.”

Pokemon Sword

“キョダイマックスのエネルギーがゴリランダーの切り株を森にも似たドラムセットに成長させた。”

カタカナが多くて敗北感がありますね。

キョダイゴリランダーは、実は本体がさほど大きくなっていません。

ただし、火球や尻尾が主に大きくなる同期も似たようなものなので、共通の特徴とも言えます。

専用のキョダイ技は G-Max Drum Solo “キョダイコランダ” です。

「太鼓」の「太」の部分が「大」に吸収されているという奇妙な命名がされています。

ちなみに、どのような技を媒介にしても、本来の最大値を超える威力160になるという性質があります。


さて、今週のポケモンはゴリランダーでした。

先制技で殲滅するのは勝ち筋がわかりやすいので、結構愛用していたポケモンです。

トリックフラワーといい、草の通りの悪さで許されている技はいくつかありますね。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Wikipedia Gorilla List of tautonyms

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