Sewaddleの名前の由来・設定考察
ローカライズが下手でお馴染み、『GO』
Sewaddle
Pokemon White Version
“This Pokémon makes clothes for itself. It chews up leaves and sews them with sticky thread extruded from its mouth.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第五世代で登場した、クルミルです。
既存ポケモンが登場しない『BW』の虫ポケモン枠ですが、登場も進化レベルもやや遅めです。
見た目の印象とは裏腹に、最終進化では同期のペンドラーよりも数値が高くなります。
ただし、虫/草というやや使いづらい複合のこちらと、強力な特性を持つ彼方では単純比較はできません。
第一タイプが虫である通りどちらかというと虫の性質を持ちながら、特性・ようりょくそがあるのは特徴的です。
名前の由来
Sewaddle (Sewing Pokemon)
Sew “縫う” + Swaddle “くるむ” と思われます。
Waddle “よちよち歩く” という動詞もあります。
赤子から母までの成長、裁縫、虫という複数のテーマを組み合わせたデザインです。
ただ、どのような虫であるのかはよくわかりません。
糸を吐く毛虫としては蚕などが有名ですが、成長後の姿は明らかに蝶や蛾ではなく蟻のように見えます。
一番近いのはおそらくツムギアリという幼虫が糸を吐く蟻です。
自身がそれを使って繭や葉を纏うことはありませんが、幼虫の吐く糸を使って樹上に巣を作ります。
オーストラリアや大陸側のアジアでは食品や薬としても用いられるらしく、検索するとキロ売りされていることもわかります。
図鑑説明と設定
“This Pokémon makes clothes for itself. It chews up leaves and sews them with sticky thread extruded from its mouth.”
“このポケモンは自分で衣を作る。葉を噛み潰し、それを口から吐き出される粘ついた糸で縫う。”
生まれたときは親に作ってもらうようですが、この姿の時点で自分で衣を作るらしいです。
葉で自分を覆うのはミノガなどの蝶・蛾にやはり近いですが、成長先がそれではないのですよね。
コミュニティデイのリサーチ名
なぜか『GO』のコミュニティデイに抜擢されたクルミルです。
対人戦の調整に使われている回があるのですかね。
2020年以来、コミュニティデイには追加報酬が得られる有料のリサーチが存在しています。
そこまで優先度の高い課金要素ではない(個人の意見)ですが、割と注目なのは毎回のリサーチの英語名です。
今回のクルミルだと、Sew Far Sew Good という名称になっています。
So far so good “今の所いい感じ” とかかっている名称です。
日本語だと常に(分類名)ポケモンを解明せよ!という名称で全く面白味がないです。
『GO』の日本語ローカライズは英語ベースと思われる『剣盾』よりよほど微妙で、意味不明な用語が生まれていることもあります。
例えば、Masterwork Research という高難度の課題が「続行リサーチ」と訳されています。
これは、初出の際、通常リサーチを完了すると追加される課題ということで訳されたという背景があります。
しかし、その後は Masterwork Research 単体で登場することがほとんどで、意味のわからない名称になってしまっています。
開発が海外なのは仕方ないですが、この辺りはちゃんとしてほしいですね。
ちなみに、ポワルンの Normal Form を「ポワルンのすがた」とした結果、デオキシスがポワルンのすがたになるという事故もありました。
さて、今週のポケモンはクルミルでした。
逆も然り、ではあるのですが、ローカライズ周りで意味などが変わってしまうのは勘弁してほしいですね。
今からでも誤訳の部分は用語差し替えできないのでしょうか……
それでは、来週もまたよろしくお願いします。