Crocalorの名前の由来・設定考察
中間進化、『Home』の図鑑埋まってない
Crocalor
Pokemon Scarlet
“The combination of Crocalor’s fire energy and overflowing vitality has caused an egg-shaped fireball to appear on the Pokémon’s head.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第九世代のいわゆる御三家の進化後、アチゲータです。
やや低速ではあるものの、専用技や反動技に依存していた物理炎と比べると序盤から使いやすい方です。
アチゲータになるあたりであくびを習得し、戦力と捕獲役を兼ねられるのはフシギダネ以来の個性です。
りんしょうやバークアウトといった音技を多く覚えるのが、進化後との繋がりを思わせます。
そういえば、第七世代以来、各タイプが持ち回りで音担当をしていますね。
名前の由来
Crocalor (Fire Croc Pokemon)
Crocodile “ワニ、クロコダイル” + Calor “スペイン語:熱” だと思われます。
スペイン・ポルトガルが舞台のモデルとなっている世代にあった命名ですね。
第九世代にもなると名前に使える炎関係の言葉が切れてきているようだったので、現地言語に移行する作戦がなかなか面白いです。
まあ、名称自体は日本語も同様に語をつなげただけ、という感じですが……
図鑑説明と設定
“The combination of Crocalor’s fire energy and overflowing vitality has caused an egg-shaped fireball to appear on the Pokémon’s head.”
“アチゲータの炎の力と溢れる活力の組み合わせが、このポケモンの頭に卵形の火球を現れさせた。”
理屈は全くわからないがそういうことなのだろう、という説明です。
この系統の頭に乗っている卵や鳥は、ナイルチドリという種をイメージしていると思われます。
ナイルワニの頭に乗って、歯についた食べ物をきれいにする共生関係にあるとされた鳥です。
ただし、このことは古い文献に記載されていたのみで、現在ではそのような観察がなく言い伝えでしかないとも言われています。
また、ナイルという名称の通り、ワニも鳥もどちらもエジプトに生息している種です。
地理的にも関係は強いとはいえ、スペインの生き物でないのは不思議ですね。
下手すると、パルデアは伝説のポケモンも最初のパートナーも外来種、といった土地なのでしょうか。
さらに言うと、この系統はおそらくメキシコの el dîa de muertos “死者の日” を下敷きにしていると思われます。
ハロウィンとおそらく同じような起源で、極めて雑に紹介するとお盆のような死者が帰ってくる日です。
奇抜なボディメイクも特徴で、ディズニーの『Remember Me』の題材ですね。
しかしこれも、スペイン語圏とはいえ本土の文化ではないです。
さて、今週のポケモンはアチゲータでした。
この虚無期間に『Home』の図鑑埋めというエンドコンテンツが提示されたのは喜ばしいですが、結構面倒ですね。
わざわざ全世代の御三家の中間進化をとっておかないので、これが結構な手間になりそうです。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。
参考文献
Bulbapedia
Wikipedia Egyptian plover Day of the Dead