Octilleryの名前の由来・設定考察
先々週から回番号がずれていたんですが、気づいた人いましたか?
私は今気付きました
Octillery
Pokemon Y
“It traps foes with the suction cups on its tentacles, then smashes them with its rock-hard head.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第二世代で登場した、オクタンです。
魚がタコに進化するという、奇妙な進化の代表なことも、実際はそうでもないことも有名です。
かえんほうしゃの他、ビームや爆弾形の技を多数習得するため広い技範囲を持ちます。
きあいのハチマキで有名になり、配信までされたこともありました。
第五世代からは強力な特性・ムラっけを獲得しています。
一撃技や急所必中技を持ち、速さもそれなりにあるオニゴーリばかり有名ですが、類似の戦法が可能です。
名前の由来
Octillery (Jet Pokemon)
Octopus “タコ” + Artillery “大砲” のはずです。
Artillery は cannon より新型の大砲を示す傾向にあるそうです。
Octopus は octo- “8の-” + pus “ラテン語:足” です。
英語では8本「足」ではなく arms “腕” だと言われますが、原義まで遡るとまた足で紛らわしいです。
ちなみに『オクトパストラベラー』は Octo-path “8の-道” なので、タコではありません。
公式もCMやコラボカフェでたこ焼きを出したりと、半ば公認しつつあるようですが…
日本語名は、Octopus + Tank “戦車” と思われます。
魚がタコに、というより、魚介のモチーフを伴った鉄砲が戦車(大砲)に進化するということは、割と有名な話ですね。
真偽は不明ですが、金銀の「没データ」とされるドット絵では戦車であることがさらに顕著な姿をしています。
メンダコについて
先日、メンダコの学名について詳しく知りたいという依頼を個人的に受けました(なぜ?)。
オクタンとはあんまり関係ないですが、そのときの情報をここで共有しておくことにします。
メンダコは、学名 Opisthoteuthis と言い、umbrella octopus とも呼ばれます。
学名の構成は、opistho- “逆向きの-” -teuthis “頭足類” のようです。
足同士が膜でつながっているので使いにくく、墨も吐けないなど通常のタコの特徴が割と潰れています。
マスコット的な人気が強いのは主に日本のようで、日本人が報告した種も多い生物ようです。
いわゆる普通のメンダコ(Opisthoteuthis Depressa)に関しては英語Wikipedia記事すらないことが、一つの現れかもしれません。
基本的にほとんどの情報(日本国内の情報でないもの)は、英語での検索の方が有利だと思っています。
しかし、分野によってはこういったこともあるので、やたらに英語ばかり持ち上げるのも違うなと改めて認識された次第です。
図鑑説明と設定
“It traps foes with the suction cups on its tentacles, then smashes them with its rock-hard head.”
“敵を触手にある吸盤で捕え、そして石のように硬い頭で打ちのめす。”
Suction Cups は特性・きゅうばんの英語名です。
意外にも、墨以外を吐くという図鑑説明はなく、専ら攻撃方法は打撃で描写されています。
初登場時こそれいとうビーム、サイケこうせんくらいしか技がありませんでしたが、なぜ未だにこの扱いなのかはやや謎です。
ついでに、特性もいしあたまではありません。
なお、専用技のようでそうではないオクタンほうの英語名は、Octazooka になっています。
初登場の『金・銀』からタッツーがタマゴで習得するので、専用だった時期は一度としてなかったりもします。
さて、今週のポケモンはメンダコの調査を使いまわそうとオクタンでした。
私事ですが歳を取りまして、割と結婚や子供の報告も出始めていて妙な気分になります。
強く生きていきたいです。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。
参考文献
Wikipedia List of medical roots, suffixes and prefixes Umbrella octopus
Bulbapedia
SQUARE ENIX