Zacianの名前の由来・設定考察
ついに200週を迎えました。
我ながらよく続いたものです
Zacian (Crowned Sword)
Pokemon Shield
“Able to cut down anything with a single strike, it became known as the Fairy King’s Sword, and it inspired awe in friend and foe alike.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第八世代のパッケージ伝説、ザシアンです。
非武装の状態で序盤に現れ、クライマックスで完全体で登場しますが捕獲はエンディング後です。
武装時は持ち物を縛られるもののA170 S148という能力に、場に出ただけで攻撃力が1.5倍になる専用特性・ふとうのけんを発動します。
さらに、優秀な妖/鋼の複合に、威力100命中100・ダイマックス特効2倍の専用技と、今までの伝説の中でも明らかに最上位の性能です。
少なくとも、目の前の敵を倒すことに関してザシアン以上のポケモンはそうそういないはずです。
名前の由来
Zacian (Warrior Pokemon)
ゲームフリーク大森氏によると、The Cyan が由来のようです。
ペッケージの2匹の伝説的な面を際立たせたかったために、固有名が与えられていないような名前という着想のようです。
実際には、名前として自然なものにするために多少の変化が加わって今の音になったそうです。
「蒼き者」といった具合の名前と言えるでしょうか。
王や神格化された存在だと考えた場合も、直接名前で呼ばれないのも納得いくように感じます。
日本語でもそうですが(何なら日本語はかなり強く)地位が高い者を直接的に名前で呼ばないことはよくあります。
西洋でも、聖書の神の名はみだりに唱えてはならない、とされるように、通文化的に見られる傾向かと思います。
さて、シアンはマゼンタ、イエローと並んで色の3原色で、3つを混ぜることによってブラックになります。
第3伝説として黄色がいるなどという予想をしていた人(私)がいましたが、実際にはイエローに値するのは人物たちでした。
ダンデやホップ(タンポポ)やマグノリアなど、主人公の周りの人物が黄色い花というのは一時期話題になりました。
最終的には混ざり合ったブラックナイトを乗り越え、それぞれの色のまま分かれた道を進んでいくことになります。
…というのは私の解釈ですが。
エクスカリバー
エクスカリバーと言えば、最も有名な伝説の剣の1つです。
伝説のアーサー王が持った剣とされ、名前は「鋭い切先」から来ているとも言われます。
ケルト神話の「カラドボルグ」から派生してきたという説もあります。
アーサー王の伝説には石に刺さり正当な王にしか抜くことのできない剣が登場します。
『ゼルダの伝説』のマスターソードはこの伝説と重なるものかと思います。
一方、アーサー王が魔法の湖で剣を授かる描写も存在します。
どちらがエクスカリバーだとも明記されなかったため、その扱いには諸説が生まれています。
ポケモンの『ソード』内の描写だと、王の地位を示す剣であると同時に、森の中の湖から復活することからどちらも踏まえていると言えそうです。
…盾?さあ…
図鑑説明と設定
“Able to cut down anything with a single strike, it became known as the Fairy King’s Sword, and it inspired awe in friend and foe alike.”
“あらゆる物を一太刀に斬り倒せることから、妖精王の剣として知られるようになり、敵にも味方にも同様に畏れを抱かせた。”
妖精王と言えばオベロンが有名ですが、剣を持っていた描写には心当たりがありません。
おそらく、単にタイプを踏まえた説明文なのではないでしょうか。
「あらゆるものを一太刀」が下手したら誇張でも何でもないのが恐ろしいですね。
れきせんのゆうしゃ
Zacian (Hero of Many battles)
Pokemon Sword
“Known as a legendary hero, this Pokémon absorbs metal particles, transforming them into a weapon it uses to battle.”
“伝説の勇者として知られ、このポケモンは金属粒子を吸収、戦いに使う武器に変質させる。”
この時点では鋼タイプは持っていません。
ちなみに、2匹はおおいぬ座が意識されているという考察がBulbapediaにあります。
Sirius は地球から見える(太陽以外で)最も明るい星で、AとBから成る連星です。
このAとBの体積が歴戦ザシアン・ザマゼンタの重さに対応しているということですが、調べた限り事実に反します。
ただ、Sirius A には多量の鉄があるとされており、私の見えない範囲で確かに対応しているなら面白い考察かとは思います。
さて、今週のポケモンはザシアンでした。
200回やってこられたのは日々アクセスしたりTwitterフォローしてくれる皆様のおかげです。ありがとうございます。
今後もできる限り更新は続けていくつもりです。
それでは、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
参考文献
Bulbapedia
gameinformer
Wikipedia Excalibur Sirius
Online Etymology Dictionary
Wikipedia日本語版