Pokemon of the Week 230: Arceus

Arceusの名前の由来・設定考察

はじまりのまに到達するのに15年かかりましたね

Arceus
“It is the heavenly fount from which pours the light that shines across Hisui. Its luminance guides and protects all Pokémon. Hisuian mythology states that Arceus is the creator of all things.”

Pokemon Legends: Arceus

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第四世代の幻のポケモン、アルセウスです。

世界の創造主という別格の設定を持ち、道具に頼らない種族値合計ではトップを譲りません。

プレートの力によってあらゆるタイプに変化し、そのタイプで専用技・さばきのつぶてを使用します。

作中でも存在が仄めかされ、専用のイベントまで用意されながら、正規の手段でそれを目にすることは長らく不可能でした。

15年の歳月を経て物語の終着点に現れ、ついに正規での遭遇が可能になりました。


名前の由来

Arceus (Alpha Pokemon)

Archeus “アルケウス” と思われます。

この語自体にどのような由来があるのかは不明ですが、arch- “最高位の” や deus “ラテン語:神” などとも結び付けられるかもしれません。

アルケウスは錬金術における宇宙の根源で、すべての生命を支えるものだそうです。

天界と物質を繋ぐ、と言われていますが、非常に複雑な思想のようなのであまり不正確に触れないことにします。

なお、アルケウスを構成する4つのエーテルの中には Reflective Ether というものがあるそうです。

これは、物質世界にはあまり影響しないが、霊魂を作り出すようなもの、だそうです。

ただし、他が時空間に分かれてはいないようなのであまり重要ではないことかもしれません。

ついでに、Arceus の発音は「アルセウス」より「アルケエス」に近いようです。

これは、このポケモンを模した人工ポケモン・シルヴァディに搭載された RKS System から窺い知れます。

日本語版では ARシステムですが、これも Arceus の頭を取ったものでしょう。


図鑑説明と設定

“It is the heavenly fount from which pours the light that shines across Hisui. Its luminance guides and protects all Pokémon. Hisuian mythology states that Arceus is the creator of all things.”

“ヒスイ中を照らす光の注ぐ天なる源泉。その輝きはすべてのポケモンを導き護る。ヒスイの神話はアルセウスが万物の創造主とする。”

一文目の埋め込み節は倒置です。

おそらく、古風な文体を目指して書かれているのでしょう。

西洋は神の名を唱えない文化なので、Arceus が名指しされているのは多少驚きです。

『LEGENDS』で自然を調伏していった結果、アルセウスすら一つのポケモンでしかないということの表れともいえるでしょうか。

しかし、最後に託されるアルセウスは分身であり、本体ではありません。

『BDSP』でさえ、てんかいのふえはアルセウスへの道を開くわけではなく、音を伝えるものでしかありません。

光の階段は笛から伸びていくのではなく、天から降りてきます。

もしかすると、本物のアルセウスは一度も人間の手には渡っていないのかもしれません。


さて、今回のポケモンはアルセウスでした。

実際のところ語ることはまだ多くありますが、完全に憶測になりそうなのでしまっておきます。

これで時代が一つ終わった気がしますが、新作も出てこれからまた発展していくのでしょうね。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Wikipedia

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