Pokemon of the Week 240: Spinda

Spindaの名前の由来・設定考察

また致命的なバグで出禁なのかと思ったら斜め下の理由でした

Spinda
“Each and every Spinda has a slightly different configuration of spots. There are collectors who enjoy the tiny differences in their spot patterns.”

Pokemon Moon

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第三世代で登場した、パッチールです。

内部数値によって、模様のパターンが異なるという特別な性質があります。

この模様のパターン数は多いという範疇ではなく、40億弱のパターンがあるともされています。

全ポケモンの姿違いをカウントする際も、この一種のせいで他が全て誤差となる規模と言えます。

ただし、あまりにも多いことから、当然ですが他の種のように姿違いが図鑑に記録されることはありません。


名前の由来

Spinda (Spot Panda Pokemon)

Spiral “螺旋状の” + Panda “パンダ” と思われます。

一見するとうさぎのようですが、分類名の通り、設定はパンダです。

名前の前半部分は Spin “回転する” とも言われます。

どちらも形態が似ていますが、遡れる証拠の範囲では語源が違うようです。

spin はゲルマン語系であるのに対し、spiral はラテン語系とのことです。

日常語彙は英語の基から引き継がれ、術語などはフランス語から借用される傾向にあることから自然ではあります。


図鑑説明と設定

“Each and every Spinda has a slightly different configuration of spots. There are collectors who enjoy the tiny differences in their spot patterns.”

“パッチールはそれぞれみな少しずつ異なったぶちの配置を持つ。そのぶち模様の僅かな違いを楽しむ蒐集家もいる。”

前述の通り、40億弱というパターン数は通常プレイで再現することの現実的ではない数字です。

最近の作品『GO』『LEGENDS』でのサイズ違いでもまだ比にならない程度の個性ではないでしょうか。

データ領域の使い方は分かりませんが、もしかすると今後はこれに加えて同パターン・サイズ違いという可能性も出てくるのかもしれません。

パッチール幽閉問題

現状、パッチールは『GO』『BDSP』から連れ出すことのできないポケモンになっています。

これには、やはり模様の判定方法が関わっているようです。

『GO』では単純に、現時点で9種類の模様しか実装されておらず、実質的に別種族となっていることが事情です。

『BDSP』では、模様判定のための数値が従来と逆(上位バイトから)に読み込まれるため、他の作品と別の模様が出るそうです。

それぞれ作品単体では問題ないと思われますが、転送の際に模様が変わってしまうことを避けるための措置でしょう。

『GO』『DBSP』いずれの場合も、(可能な範囲で)個体値などの情報を引き継ぐ必要があることから、ここに齟齬が生じるのを回避する必要があります。

現在では色違い判定に使っているのみの領域を参照しているとの情報もありますが、あまり触りたくない内部数値であるのは間違いないでしょう。

パッチール一種のために40億パターンを不具合なく変換するよりは、どうしても平和になってしまうのかもしれません。

それにしても、『BDSP』の方はなんとかしてほしい気はしますが……


さて、今週のポケモンはパッチールでした。

一気に図鑑を揃えようとすると、こういったところで躓くのですね。

しかもパッチールは大量発生限定ポケモンなのでリアル時間が……

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia Spinda (Pokémon) Personality value
Online Etymology Dictionary spin spiral

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