Wormadamの名前の由来・設定考察
特殊仕様のポケモン、はぶられがち
Wormadam (Plant Cloak)
Pokemon X
“Its appearance changes depending on where it evolved. The materials on hand become a part of its body.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第四世代で登場した、ミノマダムです。
メスのみが進化し、また、進化時のミノによってタイプが変わるという特徴があります。
いずれも固有ではないものの、微妙に希少なタイプに変化し、特に虫/地は他が進化前のツチニンだけです。
戦闘での性能は厳しいものの、すなちのミノのじわれ、ゴミのミノのメタルバーストなど若干可能性を感じる技は習得します。
ちなみに、ミノムッチの中身は公式イラストがありますが、ミノマダムのそれは私の知る限り公開されていません。
名前の由来
Wormadam (Plant Cloak) (Bagworm Pokemon)
Worm “虫” + Madam “奥様” と思われます。
分類名にもあるように、さらに詳しい種類としては Bagworm Moth “ミノムシ” です。
種によって微妙な差はあるらしいものの、ミノムシ(ミノガ)はオスのみが羽の生えた成虫になり、ミノから出ます。
メスはミノのままその場にとどまり続け、オスを惹き寄せます。
ミノムッチの性別分岐進化にはこういった事情があります。
メスは一生そのミノから出ない、ということから、ミノマダムのミノはもはや変化しないものとして体と一体化しているデザインなのでしょう。
ちなみに、ミノムシは絶滅危惧種に指定されているものもある一方、植物に深刻な被害を与えることでも知られています。
外来種のハエに寄生されることで致命的に数を減らしているものの、ミノ自体の防護力は流石に強いらしく、人間の薬剤散布では駆除できないそうです。
図鑑説明と設定
“Its appearance changes depending on where it evolved. The materials on hand become a part of its body.”
“どこで進化したかによって姿が変わる。手近にある素材が体の一部になる。”
part of its body と言っているからには、やはりミノは癒着しているので中身が描かれることはないのでしょう。
「ミノに合わせて異なるタイプに進化する」ことは知っていても、その詳細な仕様に詳しい方はかなり少ないのではないでしょうか。
ミノムッチのミノの変化は「戦闘に出る」が変化条件になっており、条件を満たすと戦闘後に姿が変わります。
この処理は進化よりも先に行われるため、別のミノに変化する条件を満たした戦闘で得た経験値で進化する場合、ミノが変わってから進化するそうです。
意外と知らないゲームの仕様としてクイズにできそうですね。
おまけ
Wormadam (Sandy Cloak)
Pokemon LEGENDS: Arceus
“Its earthen skin is reasonably hard—it has no problem repelling a Starly’s pecking, at least.”
“土の外皮はそこそこに固い。少なくとも、ムックルの啄みを弾き返すのには問題ない。”
Wormadam (Trash Cloak)
Pokemon LEGENDS: Arceus
“Its body, composed of refuse, blends in to the scenery so much as to be inconspicuous. This seems to be the perfect way for the Pokémon to evade the detection of predators.”
“ごみによって構成された体は景色に溶け込み目立たない。これはこのポケモンが捕食者の発見を逃れるのに最適の方法のようだ。”
さて、今週のポケモンはミノマダムでした。
ひみつのちからと同様にフィールドの情報を要求するので、『剣盾』『SV』からはお断りされていますね。
個性的なポケモンではあるのでなんとか頑張ってほしいところです。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。