Orbeetleの名前の由来・設定考察
『剣盾』組は再登場していないと影が薄くなりがち
Orbeetle
Pokemon Shield
“It emits psychic energy to observe and study what’s around it—and what’s around it can include things over six miles away.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第八世代で登場した、イオルブです。
同世代の序盤虫で、系統固有の虫/超の複合を持ちます。
序盤虫とは言ったものの、最終進化レベルが30と高くなっており、能力値も相応には高くなっています。
癖のある2タイプの複合だけあり、ねばねばネットやサイドチェンジといった珍しい補助技を覚えます。
第八世代ではキョダイマックスも持っており、専用のキョダイテンドウを使用できました。
名前の由来
Orbeetle (Seven Spot Pokemon)
Orbital “周回軌道の” + Beetle “甲虫” と思われます。
beetle は代表的にはカブトムシですが、テントウムシ含めて類似した形状の昆虫を呼ぶこともあるようです。
orb はラテン語由来で、平面的な円から立体的な球にも意味が拡張されたそうです。
orbit についても「眼窩」という意味から天体に派生しているなど、かなり拡張の多い系統と言えそうです。
「ナナホシ」という日本語の一方で英語圏にはテントウムシと天体のつながりは薄そうなので、『剣盾』には珍しく日本語ベースのポケモンかもしれません。
ただ、イオルブという日本語名の由来はどうも正確なところがわかりません。
後半は orb だと思うのですが、前半が微妙ですしテントウムシの要素もなさそうですね。
eol “アイルランド語：知識” や Io “イオ(木星の衛星)” とも言われますが、虫要素が回収できないのは変わりません。
なお、イオはギリシア神話で牛に変えられた女性から名付けられており、全く虫ではないです。
図鑑説明と設定
“It emits psychic energy to observe and study what’s around it—and what’s around it can include things over six miles away.”
“周囲にあるものを観察し調査するために精神力を発する、そして周囲にあるものとは6マイル離れたものさえ含みうる。”
psychic energy って何なんでしょうね。
概念としては超常の波のようなものなのではないかと思うのですが、漢語がなさそうな上で精神力というのは違うのではないかと感じつつ訳しています。
『FF4』のモップで有名なフースーヤの「精神波」というのが近い気がします。回復技ですが。
Gigantamax Orbeetle
Pokemon Shield
“If it were to utilize every last bit of its power, it could control the minds of every living being in its vicinity.”
“全ての力を出し尽くそうものなら、周辺にいる生き物全ての精神を支配することもできよう。”
綺麗な仮定法ですね。
「周囲」が通常時と同じ範囲だと仮定すると、大体半径10kmですね。
本体の大きさ比率で考えると大体45倍近くになっているので、450kmでしょうか。
大阪から東京は射程に入り、福岡が届かないくらいです。
キョダイ形態では完全にUFOになっており、キョダイ技も重力関連と序盤虫にしては異質かつ強力なデザインになっています。
宇宙に存在することを想起させるように、ダイマックスの雲よりも高所に浮いているのも特徴的ですね。
結構な『剣盾』組に言えますが、キョダイ形態ありきのデザインに見えるので何とか今後も救われてほしいです。
さて、今週のポケモンはイオルブでした。
ストーリーでの使用者がいないのもあってやや影薄めですが、個人的にかなり好きなデザインです。
『剣盾』組が『ZA』に出るかも怪しいので、再登場は遠いのかもしれませんが…
それでは、来週もまたよろしくお願いします。
