Aurorusの名前の由来・設定考察
いい展示でした
Aurorus
Pokemon Ultra Sun
“An Aurorus was found frozen solid within a glacier, just as it appeared long ago, which became quite a big event in the news.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第六世代の化石ポケモン、アマルルガです。
岩/氷という攻撃面はそこそこ優秀な複合を持ちますが、本体の能力は見た目通り遅く、HPに優れます。
特性に個性のあるポケモンで、ノーマル技を強化しながら氷技にするフリーズスキンと、天候を変えるゆきふらしを持っています。
天候変化を持つ中ではかなり遅い方であるため取り合いには比較的強いですが、アローラキュウコンの利便性に押されているのは否めません。
なぜか当初はオーロラベールを与えられていませんでしたが、『剣盾』では遺伝技として習得しています。
名前の由来
Aurorus (Tundra Pokemon)
Aurora “オーロラ” + -saurus “-サウルス(恐竜の接尾辞)” と思われます。
具体的な種族としては日本語名の通り、アマルガサウルスです。
分類名の Tundra はほとんど樹木の生えない凍土の平地です。
珍しいロシア語由来の語で、「高地の荒野」といった原義らしいです。
実際のアマルガサウルスは現在のアルゼンチンで発見されている恐竜で、少なくとも現代では氷雪気候とは縁のない地域に生息していたようです。
首の後ろに棘のように突き出た骨があるのが特徴で、これはアマルルガのデザインではオーロラのような柔らかい組織として取り入れられています。
復元図では1つの帆にまとめられていることが多いようですが、化石によれば3つ目の脊柱あたりからは確かに2つの突起があり、アマルルガのデザインに一致します。
図鑑説明と設定
“An Aurorus was found frozen solid within a glacier, just as it appeared long ago, which became quite a big event in the news.”
“1匹のアマルルガが氷河に氷漬けになった、遥か昔のままの姿で発見され、ニュースにおける大きな出来事になった。”
寒気に耐性があるにしても、氷漬けになるの自体はむしろ熱を発せないと助からないのかもしれませんね。
アマルガサウルスは草食であり、アマルルガも基本的にそれに倣うものと思われます。
しかし、氷河があったり、ツンドラと言われたりするような場所ではまとまった植物は生えないので、その食生はかなり謎です。
2.7mの大きさですが、苔類で食い繋ぐことのできる生物だったのでしょうか。
化石博物館
機会があったので、長崎の恐竜博物館に巡回展が来ているポケモン化石博物館に行ってきました。

場所が場所だからか比較的空いていて、展示品質に対してもう少し人気が出てもいいのではないか、と思いました。
2021年からやっているらしいので、そろそろ行きたい人は行き切ったということなのかもしれません。
写真は目玉展示のアマルルガとガチゴラス、チゴラスです。
左手のパネルには、「アマルルガのヒレって化石で残る?」「でも原作がヒレのかせきだし……」「骨以外が残ることもあるよね」みたいな大人の事情が書かれていました。
確かにそこがないと誰だかわからない。
あとは、カブトは甲羅と腹の両方が目だとか、原寸大オムナイト思ったよりすごい大きいとか、シーラカンスが見られたりとかしました。
『GO』のコラボもやっていて面白かったです。区域に入った瞬間に化石ポケモンが湧き、メガプテラが常設されている。
とても良いイベントでした。もう大都市での開催はないそうですが、そこそこ遠出しても見る価値があると思います。
さて、今週のポケモンはアマルルガでした。
1,000のキャラクターを持っているのがポケモンの強みでしょうから、化石展みたいなことはこれからもやってほしいです。
原寸大で見ると、なんというか「圧」があります。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。