Pokemon of the Week 272: Flamigo

Flamigoの名前の由来・設定考察

何…これは…何…?

Flamigo
“This Pokémon apparently ties the base of its neck into a knot so that energy stored in its belly does not escape from its beak.”

Pokemon Scarlet

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第九世代で登場した、カラミンゴです。

公式未公開のポケモンでしたが、オープニングムービーで登場し未知のポケモンの存在を感じさせてくれます。

寄り道することでレベル1桁の頃から捕まえることができるものの、無進化のその能力は常軌を逸しています。

ミカルゲやアブソルより高い合計500で、攻撃115素早さ90に通りのいい技範囲を備えたそれは道中の敵を薙ぎ倒すに十分です。

個体によっては特性でゴーストすら蹴り飛ばせることから、気づいてしまった人にとっては強烈な戦力になります。


名前の由来

Flamigo (Synchronize Pokemon)

Flamingo “フラミンゴ” + Amigo “西語/葡語:友人” と思われます。

flamingo 自体も西語/葡語の flamengo から来ており、意味は「炎のような色の」だそうです。

スペインで有名な踊りの flamenco と似ていることについては、さまざまな説があるようです。

踊りの方は、Flanders地方の Fleming と呼ばれる部族と結び付けられたから、とも、その衣装が燃えるような色をしていたから、とも言われます。

後者であれば、名前のつき方としては同じであったと言えます。

どこにも諸説あって源までは辿れませんが、これだけ形態が似ていると歴史の中で再解釈されていったということも十分にありそうです。

ちなみに、英語版のこの名前だとカラミンゴの身体的特徴は何も分かりません。

一応、名前としては群れで動きを合わせて行動するという習性に言及しているものかもしれません。

ただ、遠目にはただのフラミンゴである、というのが見た目と名前で噛み合っており、その点では上手い命名なのかもしれません。


図鑑説明と設定

“This Pokémon apparently ties the base of its neck into a knot so that energy stored in its belly does not escape from its beak.”

“このポケモンは、腹に蓄えられた力が嘴から逃げないように、首の根本を結び目にしているようだ。”

一見するとただのアニメ調のフラミンゴなものの、よく観察するとその姿は異常です。

嘴を筆頭に体が丸みを帯びており、さらに、長い首の根本は結ばれています。

空気を逃さないように、と考えると、バルーンアートのフラミンゴであるようにも見えます。

それにしても、その他の生態が特に風船を示唆しておらず、むしろシンクロしての動きを推していることに妙なミスマッチが感じられます。

名前自体は、英語以外のすべての言語で「結ぶ + フラミンゴ」の構成になっており、英語の方が例外です。

割と整理してモチーフが合体しているポケモンの中で、どうも各要素が散らかっているような不気味さがあります。

まあ、その得体の知れなさと狙ったものなのかもしれませんが……


さて、今週のポケモンはカラミンゴでした。

どの言語を辿っても絡んでいる意味がわからないというのがとにかく不気味です。

場違いな強さといい、今回のホラー枠と言っても過言ではないような気がします。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Online Etymology Dictionary flamingo flamenco

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