Silicobraの名前の由来・設定考察
さよなら巳年
Silicobra
Pokemon Sword
“As it digs, it swallows sand and stores it in its neck pouch. The pouch can hold more than 17 pounds of sand.”
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概要
第八世代で登場した、スナヘビです。
系列専用特性として、攻撃を受けたときに天気をすなあらし状態にする、すなはきを持ちます。
自動発動ではないため相手の初手の展開を阻止できない一方、条件を満たせば後出しで上書きできるのが特徴的です。
蛇なのでへびにらみやとぐろをまくを習得できる他、なぜかちいさくなるも習得します。
初出の『剣盾』で、マックス技に必中の性質があったのはこの点でやや不遇だったでしょうか。
名前の由来
Silicobra (Sand Snake Pokemon)
Silicon “ケイ素” + Cobra “コブラ” と思われます。
ケイ素は、石英の大部分を構成することなどから、地球上の「砂」の主要な構成要素です。
高純度のケイ素(シリコン)は半導体の材料としてもよく知られています。
原料となりうるものは地球上で希少なわけではないものの、抽出に多大なエネルギーを必要とするため、大量生産されないというのが実情のようです。
炭素と同様に多様な結合が可能であり、そのために体の主要な構成物を炭素の代わりにケイ素とする珪素生物というものもSF作品などで想像されてきました。
実際にはそのような生物は見つかっていませんが、稲など、一部骨格をケイ素にしている生物は地球上にも存在するそうです。
また、化合物であるシリコーン (silicone)というものがまた別で存在します。
そちらがコンタクトレンズなどのゴム・ゲル状の医療製品などに使われている素材となっています。
図鑑説明と設定
“As it digs, it swallows sand and stores it in its neck pouch. The pouch can hold more than 17 pounds of sand.”
“穴を掘りながら、砂を飲み込んで首の袋に溜める。袋は17ポンド以上の砂を保持できる。”
ヤードポンド法滅ぶべし。17ポンドは約7.7キログラムです。
スナヘビ本体の重さが7.6kgで設定されているので、「体重と同じくらいの」というのが重要なのでしょう。
しかし一帯を砂嵐にするにはそれでは足りない感じがしますね。
ちなみに、砂を発射するのは大きな鼻の穴の部分だそうです。
さて、今週のポケモンはスナヘビでした。
巳年が終わり、午年になりますね。
こういう区切りで、進化前などの消費しづらいポケモンを扱って延命したいと思います。
それでは、来年もまたよろしくお願いします。
参考文献
Bulbapedia
Wikipedia日本語版 ケイ素 ケイ素生物 シリコーン
