Pokemon of the Week 36: Onix

Onixの名前の由来・設定考察

まさかの強キャラ扱い。
最近、何かと出世しているような気がします。

Onix 
“As it grows, the stone portions of its body harden to become similar to black-colored diamonds.”




概要

第一世代、赤緑から登場するポケモン、イワークです。

最初のジムリーダーの切り札として登場し、ヒトカゲを選ぶと苦戦することで有名です。

そのインパクトは大ですが、最初のジムでの登場が災いして能力値は控えめです。
攻撃力は文字通りポッポ並、で悲惨なほどです。

最近配信された、ポケモンクエストでは能力値と技が奇跡的に噛み合い、まさかの強キャラランキング入りするほどの出世をしています。


図鑑説明と設定

“成長するにつれて、体の石の部分は硬くなり、黒色のダイアモンドのようになる。”

As “-につれて” を使った一文です。

to become 以下はいわゆる不定詞の結果用法、になっています。
第16週で、少し触れている前置詞と不定詞の to の関係の通り、結果として動詞の状態に向かっていく意味が顕著なのがこの結果用法です。

第16回:不定詞について触れた回はこちら

portion は試験などでは「分け前」という訳でよく出ますね。
potion “(魔法)薬” とは別の単語です。

この文で使われている前者は、「ティーポーション」などというときの方ですね。
FFなどでおなじみの回復薬ポーションは後者です。

黒色のダイアモンド、というのは実際に存在するようです。
ブラックダイアモンド、といえば確かに聞き覚えがあるのではないでしょうか。

ダイヤに鉄の成分などが含まれて黒くなっているらしく、それを考慮すると鋼タイプになる進化を示唆しているのかもしれません。


名前の由来

Onyx “オニキス/縞瑪瑙” を捩ったものと思われますが、もう一捻りあるのかないのかは掴みきれていません。

オニキスは縞模様が特徴的な鉱石です。
最近では、黒色の物を指してオニキスということが多いらしいです。

その形から、ギリシア語の「爪」という名詞から名付けられているそうです。

先ほどのブラックダイヤもそうですが、黒色というのはやや危険な力と結び付けられることが多いようです。
ブラックダイヤは悪魔の力とも言われますし、オニキスは縁切りの力や夫婦間の不和にも結び付けられたそうです。

黒猫も文化圏によって不吉だったり幸運をもたらしたりと両極端ですし、黒という色は人間心理にこのような訴え方をするのでしょう。

イワークの名前を求めて

さて、この名前の由来を他にも探してみましたが、結局は見つかりませんでした。

初代のネーミングにも考え込まれているものはあるため、何かまだあるような気がしてならないのですが…

その過程で -ix で終わる単語を探していると、医療などの専門単語が多いことがわかります。
検索結果がこちら(The Free Dictionary)です。

この x で終わる単語はラテン語の語尾のパターンの一つです。
主格以外の活用形、斜格になると x で終わらなくなる特徴があります。

ラテン語が学問に使われていた名残として専門用語には借用語が多く残り、結果として -ix で終わる単語も多かったのでしょう。

ちなみに、-x で終わるラテン語形容詞の例として、felix “幸福な” があります。

この単語に由来する人名がフェリックス(Felix)です。
女性形だとフェリシア (Felicia)になります。

つまり、フェリックスやフェリシアという名前を日本語で考えると「幸夫」とか「幸子」になります。

少し、ロマンに欠けますね…


さて、今週のポケモンは、外伝でまさかの強キャラと化したイワークでした。

偶然にも色違いを手に入れて攻略に使っていたのですが、苔むしたような色で…
「クリスタルのイワーク」が手に入るようになるのはいつなのでしょうか。

ともあれ、ピカブイでの最初のボスとしての風格にも期待ですね。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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