Wobbuffetの名前の由来・設定考察
明らかにアニメでのバランス調整を失敗しているポケモン
新シリーズでも続投するのでしょうか
Wobbuffet
Pokemon Omega Ruby
“If two or more Wobbuffet meet, they will turn competitive and try to outdo each other’s endurance. However, they may try to see which one can endure the longest without food. Trainers need to beware of this habit.”
翻訳・解説は “続きを読む” から。
概要
第二世代で登場した、ソーナンスです。
能動的な攻撃技を一切覚えず、反撃のみで戦う特異なポケモンです。
第三世代からは相手の交代を封じる特性・かげふみを獲得しました。
さらに、進化前が追加されると同時にアンコール習得という強化もされました。
アニメでは自動で技を選択し、全ての攻撃を反射しますが、バランスの関係か戦闘シーンは少なめです。
名前の由来
Wobbuffet (Patient Pokemon)
Wobble “ぐらつく” + Buffet “(風波に)もまれる” と思われます。
自発的に攻撃しないという設定も含め、起き上がり小法師やサンドバッグをモチーフにしていると考えられます。
buffet は「ビュッフェ」と同じスペルですが、偶然のようです。
一見するとセリフの日本語名も、resonance “反響” から来ていると思われます。
元々は現在ほど陽気な設定ではなく、光を嫌い、『銀』のドット絵も俯き加減でした。
おそらく路線変更にはアニメの影響があり、第三世代からは敬礼のようなポーズをとるようになります。
アニメ特有の種族名=鳴き声によって、反響よりも「そうなんす」が目立っていったのではないでしょうか。
それを示すように、後に登場した進化前のソーナノはどの言語も「そうなの?」をベースに名前が作られているようです。
海外のアニメでは当然「ソーナンス」と言わないので、同意として機能しておらず意味が通りにくそうです。
図鑑説明と設定
“If two or more Wobbuffet meet, they will turn competitive and try to outdo each other’s endurance. However, they may try to see which one can endure the longest without food. Trainers need to beware of this habit.”
“2匹以上のソーナンスが出会うと、競争的になって互いの忍耐力を超えようとする。しかし、どちらが最も長く食べ物なしで耐えられるかを確かめようとすることもある。トレーナーは、この習性に注意している必要がある。”
each other は括りとしては代名詞ですが、同文に同じ人物を表す名詞(上記ではthey)がなければならないという制限があります。
その点では、-self といった再帰代名詞に近いのですが、上のように所有格で使えるなどの違いもあります。
かげふみの歴史
上記の説明文は第三世代が初出です。
当時は実際、ソーナンス同士が対面した場合には互いに交代ができずPP切待ちになりました。
第四世代からは「かげふみはかげふみの影響を受けない」というあからさまな修正が入りました。
かげふみは専用特性だったので、ソーナンス準拠の修正が入ったのもある意味当然と言えます。
第五世代からは夢特性により他のポケモンにも配られますが、シャンデラは結局解禁されず内部データはなかったことにされました。
なお、英語名は Shadow Tag です。
play tag “鬼ごっこをする” と同様に、捕まえるという意味合いになるのではないでしょうか。
さて、今週はソーナンスでした。
こういう極端な性能のポケモンは嫌いではないです。
勝ち筋がわかりやすいのが良いですね。
来週は新作ですね……またよろしくお願いします……