Pokemon of the Week 142: Drakloak

Drakloakの名前の由来・設定考察

もう7月の半ばって信じられませんね
時間の進む速さがS142くらいあります

Drakloak
“It’s capable of flying faster than 120 mph. It battles alongside Dreepy and dotes on them until they successfully evolve.”

Pokemon Sword

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第八世代の600族の中間進化、ドロンチです。

ギラティナ以来になる、ゴースト/ドラゴンの複合です。

進化前はランダムエンカウント限定ですがこちらはシンボルでも出るので、実は進化前より先に見つける人も多いのかもしれません。

大概の場合には、ダンデ戦で最終形態のドラパルトを初見で対処することになります。

ドロンチになるのにLv50という時点で暗雲が立ち込めますが、初期レベルの高さと次の進化がLv60なため、中間進化の期間は異例なほど短いです。


名前の由来

Drakloak (Caretaker Pokemon)

Dragon “ドラゴン” + Cloak “隠れ蓑” と思われます。

どうもイメージしにくいですが、透けているのが隠れ蓑という解釈でしょうか。

このポケモンが面白いのはどちらかというと日本語名ですね。

ドラゴン + Launch “発射する” に、霊の擬態語「ドロン」がかけられています。

英語偏重のイメージがある最近の名前にあって、どちらが先かはともかく大変秀逸なネーミングだと思います。

わざわざ中間形態を取ってきたのもそれが理由の一つです。

生前は両生類

さて、彼らドラメシヤ系統は、どうやら生前は両生類っぽい生き物だったようです。

特に意識しなくても、カエルみたいな顔なのでここは納得できるかもしれません。

詳しく見ていくと、ドラメシヤの説明文に太古の海に生息していたが転生したということが書かれています。

サニーゴと共にこの絶滅要因にもストーリー上の考察が上がりそうですが、ここではモデルになったらしい古代生物がいることを紹介します。

ディプロカウルスというほぼ水棲の両生類が、この系統の本体のモデルと見られています。
『ARK』にも登場するらしいですね。やったことないですが…

ブーメラン型の特徴的な頭を持ち、これはデザインにしっかり一致します。

尻尾の化石が見つかっていないらしく、先の方が透けているのはこれを反映しているとも言われています。

絶滅種の彼らがどうだったかはともかく、親が子をくっつけて面倒を見るというのも、カエルなどの両生類の特徴の一つと言えます。

もしかすると、数世代先には絶滅を免れたリージョンドラパルトが拝めるかもしれません。ぜひ遠慮したいですね。


図鑑説明と設定

“It’s capable of flying faster than 120 mph. It battles alongside Dreepy and dotes on them until they successfully evolve.”

“時速120m以上の速度で飛ぶことができる。ドラメシヤと一緒に戦い、彼らがちゃんと進化できるまで溺愛する。”

前半部分は、デザインのもう一つの軸である戦闘機のモチーフを語っています。

実はこの設定に違わず、S102という例の陸鮫と同じ速度をこの段階で持っています。

それにしても絶滅生物をベースに、よくこれだけの情報量が詰め込まれたものだと感動するレベルです。

各要素を列挙すると、

  • 特徴的な頭の形を飛行機に
  • 両生類なので子供がくっついている
  • それを戦闘機なのでミサイルにする
  • ステルス戦闘機なのでゴースト
  • ついでに発見されていない尻尾は透けている
  • 絶滅の原因はストーリーにちょっと絡む

といった形になります。

「一部が欠落している化石」カテゴリーでリスト化したときの転用かもしれないなどと、デザインの制作過程にも想像が膨らみます。

ともかく、世代の一種の顔である600族にふさわしい密度を持ったポケモンという印象に間違いはなさそうです。


さて、今週のポケモンはドロンチでした。

なんか今年は過ぎるのが速いですね。しんそく。

ずっと籠もっていたからなのか、私が歳を取ったからなのか…前者だといいのですが。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Pokemon Database
Bulbapedia
Wikipedia
ARK Survival Evolved Wiki

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