Pokemon of the Week 143: Wailord

Wailordの名前の由来・設定考察

Pokemon GOのARでホエルオーって出せるんでしたっけ

Wailord
“The biggest of all Pokémon. It can dive to a depth of almost 10,000 feet on only one breath.”

Pokemon Diamond Version

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第三世代のポケモン、ホエルオーです。

なんと言ってもその特徴は大きさで、(キョダイをもちろん除いて)一般ポケモンで最大を誇ります。

進化レベルが若干高めの40で、初登場時は広いホウエンの海の一区画に稀に野生で登場しました。

一方で、以降は釣竿で釣れたりと、珍しいのか何なのかよくわからないポケモンです。

ドット絵はなかなか圧迫感がありましたが、やはり3Dになってからはその大きさはなかなか表現されませんでした。

しかし、剣盾DLCではおそらく原寸大と見られるシンボルが登場し、話題にもなりました。


名前の由来

Wailord (Float Whale Pokemon)

Whale “鯨” + Wail “甲高く響く” + Lord “支配者” と思われます。

ここまで日本語名の直訳のポケモンの紹介も久々です。

「吠える」は設定を参照すると日本語の要素としてやや怪しいところがあります。

文字数や語呂の関係で whale が縮まっただけという線も濃厚ですが、少なくともローカライズのときには一部として捉えられたようです。

最も新しい中国語で吼吼鯨と吼えるが取り入れられているため、最初の名付けはともかく現在はこの解釈の可能性が高いと言えそうです。

理由は不明ですがなぜか欧州5か国語(英仏西独伊)で共通名で、これは進化前共々なかなか珍しい特徴でもあります。


図鑑説明と設定

“The biggest of all Pokémon. It can dive to a depth of almost 10,000 feet on only one breath.”

“全てのポケモンの中で最も大きい。一息だけで、ほぼ10,000フィートの深さまで潜水することができる。”

この説明は当時のもので、現在では例の宇宙ドラゴンにたかさを抜かされています。

あちらも横長タイプなので、実際のスケール上でも抜かされたのは間違いないかと。

リメイク作品では、通例、元作品と同じ図鑑説明が使われます。

ここまで明らかに事実が覆る例も稀なので、次のリメイクではホエルオーの図鑑説明が変更されるのかにも注目したいところです。

毎度期待されているダイパリメイクでは、残念ながら地方図鑑にはホエルオーがいません。

殿堂入り後の区域では登場したので、その部分では説明文が見られることを期待してもいいかもしれません。

深海10,000フィート

10,000フィートは3kmちょっとらしいです。

深海の定義は色々あるようで、一説では光合成ができるかで約200m、他では温度が急激に下がる温度躍層がある1,800mほどからと言われます。

どちらにせよ、10,000フィートは深海と言って良さそうです。

この3kmは適当に決められているのではないようで、アカボウクジラが哺乳類で観察された中で最も深く、2,992mまで潜ったとされています。

ちなみに、シーラカンスなんかはこれと比べると存外浅く、700mくらいの位置にいるそうです。

他には、ダイオウグソクムシ、ダイオウイカ、デメニギスが2,000mを超えたあたりから登場します。

それよりも深く潜れるということなので、最長記録を取っているとはいえクジラはなかなか恐ろしいものです。


さて、今週のポケモンはホエルオーでした。

実は『コロシアム』『XD」ですら、モデルの大きさが抑えられていたらしいですね。

そのうち、対戦特化の外伝がまた出て欲しいものです。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Wikipedia日本語版
Wikipedia Deep sea Cuvier’s beaked whale
The Deep Sea

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