Pokemon of the Week 203: Malamar

Malamarの名前の由来・設定考察

イカのゲームはやったことないです

Malamar
“It wields the most compelling hypnotic powers of any Pokémon, and it forces others to do whatever it wants.”

Pokemon X

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第六世代で登場した、カラマネロです。

本体を逆さにするという特殊な進化方法を持ちます。

その性質は『GO』でも受け継がれ、EVOLVEの文字も逆転する独自仕様でした。

能力変化を「ひっくりかえす」専用技から技巧派に見えるものの、実は一番メジャーな戦法はかなりの武闘派です。

特性・あまのじゃくの効果で、ばかぢからの能力ダウンを逆転させる動きがしばしば見られます。


名前の由来

Malamar (Overturning Pokemon)

Mal- “接頭辞:悪い” + Calamari “(食用の)イカ” と思われます。

スペイン語など Mar “海” もあり得ますが、水タイプですらないので…

どの言語でも、意外と「逆さ」の要素は名前に含まれません。

ありがひとし氏のデザインということが知られていますが、逆さを際立つ個性としたのは後付けなのか、など、想像の余地があります。

ついでに、中国語名が明らかに浮いており、烏賊王 です。

まあそれはそうかもしれませんが、一瞬大秘宝を探しているように空目します。

なお、烏賊という漢字は、死んだふりからカラスを取って食べたという中国の話に由来するそうです。

ですが、イカが実際にカラスを食べるようなことはないとのことです。


図鑑説明と設定

“It wields the most compelling hypnotic powers of any Pokémon, and it forces others to do whatever it wants.”

“すべてのポケモンの中で最も抗い難い催眠の力を振るい、他者に望むことを何でも強制的に行わせる。”

スリーパーさん…

繰り返しですが、カラマネロの最もよくある戦法はばかぢからで能力上昇するゴリラです。

ホタルイカモドキ

カラマネロの催眠能力には、腹の点滅を用いるという設定があります。

イカの「腹」というと紛らわしいのですが、逆さだと便利ですね。

それはともかく、この光る特性はホタルイカのものだと思われます。

このホタルイカは、ホタルイカモドキ科に属するということが知られています。

日本基準の発見順序と、海外の(近縁種の)発見順序が逆だったためこのようになったそうです。

Enoploteuthis “ホタルイカモドキ属” が筆頭で、他に Abralia “ホタルイカ属” と Abraliopsis がいます。

この、Abraliopsis というのがまた問題で、-opsis は「-に似ている」という意味です。

要は、ホタルイカ(Abralia)に似ているもの、の意味で、和名ニセホタルイカ属です。

したがって、ホタルイカモドキ科には、ホタルイカモドキ属、ホタルイカ属、ニセホタルイカ属がいることになります。

わけわからん


さて、今週のポケモンはカラマネロでした。

第六世代から、明らかに進化条件がわかりづらいポケモンが増えた気がします。

インターネット前提になった、という時代の変化でしょうか。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
語源由来辞典
Wikipedia日本語版
Wikipedia

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