Pokemon of the Week 234: Comfey

Comfeyの名前の由来・設定考察

春の欠点は花粉と、あらゆるところに羽虫が固まっていること

Comfey
“It picks flowers and sticks them to its body with fluids it produces. The aroma that wafts from its petals has a healing effect.”

Pokemon Ultra Moon

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第七世代で登場した、キュワワーです。

身体中に花をつけていますが、草タイプは含まれないというどこかで聞いたようなフェアリーです。

地味に専用の技と特性を両方持つポケモンで、どちらも回復に関係する生粋のヒーラーとしてデザインされています。

専用特性のヒーリングシフトは回復効果のある技に+3という極めて高い優先度を付与します。

この回復効果の定義には吸収回復が含まれ、ドレインキッスやギガドレインを事実上の高威力先制技として利用することもできます。


名前の由来

Comfey (Posy Picker Pokemon)

Comfy “心地よい” + Fay “精霊” と思われます。

fay は fairy とほぼ同義語で、表記揺れによって fey と綴ることもあるようです。

どちらもラテン語由来で、fate “運命” と同源にあたります。

分類名の posy は現代だと「花束」といった意味が主流のようです。

元々は poesy “詩” から派生した語らしく、同じく詩歌といった意味合いでした。

詩と共に花を贈る風習から、花の方に意味合いが移っていったとのことです。

デザインは、初登場のアローラ地方のモデルであるハワイの伝統的な花飾り、lei も意識していると思われます。

組み方によって意味合いが異なり、例えばハラの実を使ったものは愛や移ろい、変化を表すそうです。


図鑑説明と設定

“It picks flowers and sticks them to its body with fluids it produces. The aroma that wafts from its petals has a healing effect.”

“花を摘み、分泌する液体で自分の体に貼り付ける。花弁から漂う香りには癒しの効果がある。”

花の部分は本体の一部ではないということのようです。

よく見ると水色の細い糸が輪の形になっており、そこに花が張り付いているのがわかります。

この部分は vine “蔦” と表現されており、草タイプではないという主張にはそれでも無理があります。

Triage

癒しの力を全面に押し出しているキュワワーの専用特性の英語名は、Triage “トリアージ” です。

緊急時の医療において、治療の優先度を決定する方式で、4段階に分けられるとのことです。

優先度順に、緊急措置が命に関わる者、多少措置が遅れても危険でない者、治療の必要性が薄い者、緊急措置を行なっても救命できない者、だそうです。

それぞれ、赤、黄、緑、黒のラベルで示されます。

正直、特性効果と直接的に関係はなさそうなのですが、迅速な治療、といったことでしょうか。

緊急時などない方が良いのでしょうが、昨今の情勢だとそうも言っていられませんね。

平穏を願うばかりです。


さて、今週のポケモンはキュワワーでした。

ポケモンはRPGにしては単位量が極端に大きい(1.5倍が普通)なので連携が大味になりがちなんですよね。

ただ、個人的にはヒーラー役など好きなので役割分担できる協力コンテンツが増えるといいと思っています。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Wikipedia Lei (garland) Fairy
Online Etymology Dictionary fay posy
宮城県

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