Pokemon of the Week 285: Flutter Mane

Flutter Maneの名前の由来・設定考察

(虚無回ではなくネタがあって書いています)

Flutter Mane
“It has similar features to a ghostly pterosaur that was covered in a paranormal magazine, but the two have little else in common.”

Pokemon Violet

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第九世代で登場した、ハバタクカミです。

古代種パラドックスポケモンの一体で、ムウマを大型化させたような姿をしています。

物理面とHPは55、特殊面と素早さが135という割り切った能力をしており、超高速と高い火力による制圧力を持ちます。

また、攻撃力だけでなく現代種と共通する補助技も備えることから、現環境のトップに君臨しています。

ちなみに、種族値の前半3つと後半3つがそれぞれ同じ数値というのは、現代ムウマ系統と共通の特徴です。


名前の由来

Flutter Mane (Paradox Pokemon)

Flutter “羽ばたく” + Mane “鬣” です。

一般名詞なのでここについては由来も何もないです。

図件説明と設定

“It has similar features to a ghostly pterosaur that was covered in a paranormal magazine, but the two have little else in common.”

“超常現象の雑誌で取り上げられた幽霊翼竜と似た特徴を持つが、2つは他の共通点をほとんど持たない。”

else のかかり方が今ひとつよくわからない文なんですよね。

似ている特徴が明確に言及されているならともかく、この書き方だと「特徴が似ていると言うのは全体的に似ているのでは……?」とならざるを得ません。

It has some of the features of … みたいな書き方ならわかるのですが……

日本語版も参照したところ、「特徴だけは似ている」という書き方でそちらもよくわかりませんでした。

なんというか通言語的に理解し難い文ということなのですかね。

日本語のアクセント

わざわざこの虚無名を取り上げているのは、先日公式から興味深いツイートがあったからです。

日本語は高低アクセントと言われるタイプのアクセントを持ち、簡単に言うとそれぞれの音(拍)に高い・低いがあります。

(大量の注釈を飲み込んで書いています。専門の方は見逃して)

これにはパターンがあり、(少なくとも東京方言では)「一拍目と二拍目の高低は逆」「一度低に下がるとその単語内では高に戻らない」といった原則があります。

上記のツイートで示されている線は、それぞれの拍の高さを表しています。

「ハバタクカミ」について見てみると、最後の「ミ」で高い音に戻っているのがわかります。

これは明確に、「ハバタク/カミ」で語の境界があることを示しています。

英語のように単語を分けて書かない日本語版でも、この名前が一般名詞で構成されていることがここから推測できます。

ちなみに、「若者言葉」と言われるような話し方の場合、上がりっぱなしになることが多いようです。(「彼氏が」「カレシが」)

もう少し一般に需要がありそうなことも言っておくと、英語は高さではなく強弱のアクセントです。

なので、対日本人での「英語ができる感じの威圧」には、日本語感覚では過剰なくらいに強弱をつけて話すのが有効です。

逆に日本語を強弱で話すと、誇張した西洋人の日本語になります。

これらは日本語側の特徴が絡むので英語学習の上で言及されにくいのですが、小手先の技術で意外と効果があるのでおすすめです。


さて、今週のポケモンはハバタクカミでした。

公式から読みの情報が共有されるのは意外と珍しいんですよね。

英語だと発音も思っていたのと違うケースがあり、どこかに資料としてまとめてほしいとは思っています。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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