Pokemon of the Week 53: Giratina

Giratinaの名前の由来・設定考察

今年もハロウィンの季節。
このサイトも今日で一周年です。

Giratina (Origin Forme) 
“It was banished for its violence. It silently gazed upon the old world from the Distortion World.”

翻訳・解説は “続きを読む” から!




概要

第四世代の伝説のポケモン、ギラティナです。

殿堂入り後に出現する泉に登場する、隠された第3の禁止伝説でした。

プラチナ版では新フォルムと共にパッケージに登場。
専用の戦闘BGMも、高い人気を誇ります。

DP以降の伝説の中で珍しく、独立した意志を持って行動してストーリーにインパクトを残しました。

伝説としては破壊力が控えめながら、唯一無二の複合から生み出される独特の耐性・攻撃範囲を持ちます。

なお、自分の複合タイプ両方を弱点としているのは、ギラティナだけです。


名前の由来

Platinum “プラチナ/白金” を含むでしょうが、詳しくははっきりしません。
Griseous “(くすんだ)灰色の” を一応有力としておきます。

同期のディアルガ、パルキアも割と名前の由来が不明なのですが、こちらに関してはモチーフの物質に頭文字すら見出せない強敵です。

謎の一端である頭文字のGについては、ghost “幽霊” や guilt “罪” なども考えられますが、その後の発音と噛み合ってきません。

海外では、girasol “ギラゾル/レッドオパール: 宝石の一種” という考察もあります。

ですが、赤色はギラティナのメイン色とは言えず、二つの宝石を兼ねるのも動機がないので個人的には納得していません。

おそらくプラチナ版発売前の考察が残っているのでしょう。

専用アイテムの Griseous Orb “はっきんだま” に使われている、griseous “灰色の” は可能性の一つかもしれません。

発音として似ており、しかも検索結果がポケモンだらけになるほどマイナーな語なので意味はありそうです。

なお、ゲーム内のはっきんだまは金色ですが、その名前の示すところは灰色/銀色です。


図鑑説明と設定

“暴力の咎で追放された。やぶれたせかいから、元の世界を静かに見つめていた。”

Distortion World は、ゲーム内の固有名詞。
ギラティナの住む異次元、「やぶれたせかい」です。

直訳だと、「歪みの世界」になります。

図鑑説明によれば、このポケモンには追放された過去があるようです。

ギラティナの分類は「はんこつポケモン」。
「じかん」「くうかん」の同僚と比べると、具体性に欠けます。
(半分骨、の「半骨」と掛けているのかもしれません)

英語版では Renegade “反逆者/背教者” となっており、やはり何かしら反逆を行った過去が見て取れます。

が、その背景は結局詳しく語られることもなく、パッケージを飾ったプラチナですら結局何のモチーフなのかはほとんど語られませんでした。

その実態が語られたのは金銀リメイクのHGSS、「反物質」を司るポケモンとして生み出された、とイベントで判明します。

反物質とは?

さて、大層な名前のものが出てきましたが、果たしてそれはどういったものなのでしょうか?

ゲーム内の説明をまとめるとこうです。
「ギラティナはこの世界の裏側、破れた世界の王。時間と空間に相対する、反物質の世界。」

これでは意味不明ですので、反物質そのものについて調査してみました。(参考1,2,3)

  • 反物質は、(普通の)原子と逆に帯電している。
    (核の中に-の電力をもち、周囲を+電力が回っている)
  • ビッグバンで物質と同時に生まれたが、なぜか今は珍しい
  • 物質とぶつかると、莫大なエネルギーを放出して消滅する。
  • その他の物理的な性質は、特に普通のものと変わらない。

ビッグバンの時点では、物質と反物質は同量生まれただろう、ということです。

しかしながら、なぜ我々の世界が「物質」で構成されているかははっきりしておらず、

  • たまたま、「物質」の方がわずかに多かった。
  • 「物質」が多かった地域もあるし、逆もある。
    前者が我々の世界。

この2つの説があるようです。

「普通の物質」に満ち溢れている世界では、反物質は莫大なエネルギーと引き換えに物質を消滅させてしまう恐ろしいものです。

ですが、それは逆も然りで、反物質にとって「普通の物質」は恐るべき敵です。

我々の世界とは相容れない存在でありながら、宇宙の起源で考えると、不思議のないものということでしょう。

反物質が多く生まれ、「-の核に+の電子が普通」の世界になっていたかもしれませんし、
宇宙のどこかにまだ反物質が逃げのびていて、「反生物」すらいる可能性も指摘されています。

さて、以上のことから設定考察に戻りましょう。


Giratina (Altered Forme) 
“This Pokémon is said to live in a world on the reverse side of ours, where common knowledge is distorted and strange.”

“このポケモンは、私たちのものの反対側にある、常識が歪んだ奇妙な世界に住んでいると言われている。”

創造時に生まれたギラティナ。
その罪の内容は、物質を無くしてしまうということだったのでしょう。

しかし、それは勢力争いに敗れただけ。
「反逆者」は勝者の目線でしょう。

ただし、一つ注意しておきたいのは、反物質の世界が異次元ではないらしいということです。

重力も働きますし、時間も流れるようです。
ある物質が少し違うだけということです。

あり得たかもしれないし、もしかしたら今もどこかにあるかもしれない世界。

宇宙のロマンです。


さて、このサイトもおかげさまで一周年を迎えました。

一周年の節目にと、かなり重いトピックにも挑戦してみたつもりです。

ここまで続けることができているのは、読んでくれているみなさまのおかげです。

本当に、ありがとうございます。

それでは、2年目のこのサイトも、どうぞよろしくお願いします。

前回の記事へ

次回の記事へ




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です