Buzzwoleの名前の由来・設定考察
3Dの動きを駆使しているポケモンの一種だと思います。
Buzzwole / UB-02 Absorption
Pokemon Moon
“A mysterious life-form called an Ultra Beast. Witnesses saw it pulverize a dump truck with a single punch.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第七世代で登場したUBの一種、マッシブーンです。
同じく02のコードを与えられたフェローチェと逆に、『(ウルトラ)サン』でのみ登場します。
3Dを存分に活かした筋肉ムーブも相まって一定の人気を持つらしく、『ユナイト』にもUB最速で登場することとなりました。
能力値は見た目通り物理に振り切っており、不要な部分が切り捨てられているためかなり優秀な配分です。
数値上の物理耐久はあのクレセリアに並ぶほどですが、4倍弱点を抱えることや、『剣盾』で回復技を没収されるなど耐久型は逆風です。
名前の由来
Buzzwole / UB-02 Absorption (Swollen Pokemon)
Buzz “ブンブンと音を立てる” + Swole “ムキムキの” と思われます。
swole は一種の新造語で、swell “膨らませる” から派生した語のようです。
通常の過去分詞は弱変化(規則活用)の swelled と、分類名にもなっている swollen が併用されています。
古英語の段階では、swulle, geswollen と母音の入れ替わる強変化だったようなので、ある意味復元したとも言えます。
筋肉が膨れ上がっているという意味合いで、俗な言い回しとして使われる語だそうです。
英語と日本語ではコードネームが異なっていますが、これを考えると日本語の EXPANSION “膨張” が近い気がします。
buzz の方も日本語で「バズる」と新造語になっていますね。
蜂が群がるように人々が集まって話題になるというのが語源とよく言われますが、初出などは不明です。
勝手に、反応が増えることで通知のバイブ音が羽音のように鳴り続ける、ということかと思っていましたが、違うのですかね。
図鑑説明と設定
“A mysterious life-form called an Ultra Beast. Witnesses saw it pulverize a dump truck with a single punch.”
“ウルトラビーストと呼ばれる謎の生命体。目撃者が、一殴りでダンプカーを粉砕するのを見た。”
相方と共に、「害虫に正反対の特性を与えたもの」がコンセプトになっているのではないでしょうか。
フェローチェの方は「美しいG」、こちらは「ゴリゴリの蚊」と、不潔/弱々しいといったイメージを逆転させています。
一方で、「高速」「吸血(し、膨らむ)」という特性は誇張されており、絶妙なバランス感が伺えます。
ちなみに、生命力を吸い取って筋肉を膨張させるという設定は図鑑には記載されていません。
共通記述ばかりで参考にならないUBの図鑑に対し、『SM』のエーテル財団の資料により詳しい生態があります。
一般の研究以上のデータを秘匿していたということの現れでしょうか。
さて、今週のポケモンはマッシブーンでした。
間違いなく優秀なポケモンなのですが、環境の逆風が多いですね。
ストーリーで捕獲した頃には倒す相手がいない、も逆風の一つかと思います……
それでは、来週もまたよろしくお願いします。