Kinglerの名前の由来・設定考察
255という数字に思うところがあるのはポケモントレーナーだけ
Kingler
Pokemon Diamond Version
“The larger pincer has 10,000-horsepower strength. However, it is so heavy, it is difficult to aim.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
初代から登場する、キングラーです。
元祖物理型の水タイプですが、もちろん登場当初はクラブハンマーも特殊技でした。
130という種族値は、フォルムなどの条件抜きにすれば現在でも水タイプ最高水準です。
『剣盾』では、キョダイマックスの対象に選ばれました。
専用のキョダイ技は相手の素早さを2段階下げるものですが、通常の雨効果を失うためやや競合相手が悪いです。
名前の由来
Kingler (Pincer Pokemon)
King “王” + Crab “蟹” からなる日本語名をもとに英語風にしたものかと思います。
響き的には angler っぽいですが、「アンコウ」も「釣り人」も合わないため偶然かと思います。
少なくとも『金銀』ごろまでは共通名の英語のスペルが当てにならなそうなので、事情を鑑みるとこのようになるのではないでしょうか。
英語圏では fiddler crab “シオマネキ” というカニを説とする場合もあるようです。
片方のハサミが肥大化する特徴がある種類で、キングラーの見た目とはちょうど合っています。
ただ、日本語名でわざわざこの英語での種名に言及するかというと微妙です。
英語のスペルを決定するにあたって参照した、という可能性はありそうです。
図鑑説明と設定
“The larger pincer has 10,000-horsepower strength. However, it is so heavy, it is difficult to aim.”
“大きい方のハサミは10,000馬力の力を持つ。しかし、とても重く、狙いをつけるのが難しい。”
馬力は、仕事量の単位になっています。
同じく仕事量の単位であるワットで換算すると、約735.5W となるらしいです。
概ね、馬に一時間荷物を引かせたときの仕事量を秒割にしたものとされています。
イギリス由来の馬力とフランス由来の馬力ではやや数値が異なりますが、日本ではフランス式の馬力をもとに定義されているとのことです。
10,000馬力というと大型のヘリコプターに迫る勢いということになります。
ただ、そもそも仕事量の単位を単発の力として考えるのはどうなのか、というのもあります。
Gigantamax Kingler
Pokemon Shield
“The bubbles it spews out are strongly alkaline. Any opponents hit by them will have their bodies quickly melted away.”
“吐く泡は強アルカリ性だ。それに撃たれた相手はすぐに溶けきってしまうだろう。”
アルカリという言葉自体はアラビア語由来で、灰を由来とするそうです。
植物の灰を水に浸けることで強いアルカリ性の液体を得られるそうで、このことによるものらしいです。
生物の体が弱酸性の傾向にあるとはいえ、それでもすぐに溶かすというのは現実的ではなさそうですが……
さて、今週のポケモンはキングラーでした。
『SV』のPVを見るに、個体差による大きさやヌシ/オヤブンサイズは続投のようですね。
『LEGENDS』での大きさを保持できれば面白いですね。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。