Stoutlandの名前の由来・設定考察
初代ダウジングポケモンと言っていいでしょうか。
Stoutland
Pokemon Ultra Sun
“It pays no mind to the cold, thanks to its long warm coat. Stoutland in Alola look a little uncomfortable.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第五世代で登場した、ムーランドです。
序盤から登場する動物ノーマルで2進化というのは、意外といそうでいない立ち位置です。
2進化ポケモンにはありがちですが、進化レベルを超過したレベル帯でも特殊エンカウント以外では進化前のハーデリアが出現します。
『BW(2)』のクリア後は特に高レベルの野生が出現するため、レベル65で未進化のものも現れ、ムーランド自体はあまり見かけないことになります。
また、『SM』系列ではダウジング機能のライドポケモンとして登場しています。
名前の由来
Stoutland (Big-Hearted Pokemon)
Stout “頑強な” + Newfoundland Dog “ニューファンドランド(犬種)” と思われます。
ニューファンドランドはカナダの地名であり、そこから命名された犬の種類です。
70cm前後になる大型の犬で、寒冷地出身だけあって長い体毛が特徴的です。
頑丈な体でソリを引くなどの役割を与えられ、また、泳ぎに優れ水難救助にも活躍します。
ムーランドもしっかりとかいりき・なみのりを習得するため、この特徴が反映されていると言えそうです。
一方で、進化前のヨーテリーはおそらくヨークシャーテリアで、こちらはイギリス原産の小型犬です。
terrier はラテン語 terra “地” との類型からも推察できるように、元々ここから来た命名です。
獲物を巣穴まで追いかけて捕らえるという特徴からこの名前が付けられたそうです。
特性・すなかきによって砂嵐での加速、ダメージ無効というやや地面タイプらしい特徴を持つのは、こちらの特質かもしれません。
さらに、terra と land という名前も重なることから、品種が変わるタイプの進化にしてはかなり正当化できる方です。
図鑑説明と設定
“It pays no mind to the cold, thanks to its long warm coat. Stoutland in Alola look a little uncomfortable.”
“長く暖かい毛皮のおかげで、寒さは全く気にかけない。アローラのムーランドは少し不快そうだ。”
寒冷地の犬なので、間違いなくハワイは適温ではないですね。
炎天下であろうことか人間を乗せて労働させられるので、過酷です。
『SM』以降、ポケモンの生態系のようなものがより重視されてきた流れを感じるので、このあたりの世界観はできれば整合性がほしいですね。
機能的には、「人が乗れて、嗅覚が良く、ケンタロスより遅い」となると適任がいないのはよくわかるのですが……
その点、一匹に全機能を突っ込む様子の『SV』は割と正しい流れなのかもしれません。
もしかすると、それで補えないダウジングを担うのが話題のコイン虫(仮称)になってくるのでしょうか。
さて、今週のポケモンはムーランドでした。
実感がないですが、『SV』までもうあと半月なのですね。
それまでに積んでいる諸々を消化したいと思います。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。
参考文献
Bulbapedia
Pokemon Database
Wikipedia
Online Etymology Dictionary