Pokemon of the Week 267: Klawf

Klawfの名前の由来・設定考察

序盤は無進化の彼らに水を投げつけると経験値稼げますね

Klawf
“This Pokémon lives on sheer cliffs. It sidesteps opponents’ attacks, then lunges for their weak spots with its claws.”

Pokemon Violet

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第九世代…もう第九世代…?で登場した、ガケガニです。

巨大なヌシ個体が「レジェンドルート」最初のボスですが、通常個体が普通に付近をうろついています。

東ルートを選んだプレイヤーにとっては、多くの場合最初のボス戦となります。

合計値こそ並の無進化ですが、不要な能力を抑えているため総合力は高く、序盤で大量出現していい性能ではありません。

シンボルエンカウントで回避できること、さらにオートバトルなら最小限の被害で多くの経験値を得られることから、システムならではの出現ともいえます。


名前の由来

Klawf (Ambush Pokemon)

Claw “爪” + Cliff “崖” と思われます。

kl- も、-wf も英語としてかなり特殊なスペルなため、字面が異彩を放っています。

kl- は一部外来語(klatschなど)に見られ、-wf についてはほぼありません。

日本語名の方は、「崖」+「毛蟹」のはずです。

ケガニは太く短い脚が外見的特徴で、ポケモンにしては珍しいくらいにモチーフ生物の見た目と名前が一致して見えます。

流石に毛が全身ではなく局所的になってはいますが、これもケガニの特徴と見ていいでしょう。

あくまでも印象ですが、『SV』は『XY』以来に日本語にメインが戻ってきたような気がしています(『ORAS』や『LEGENDS』は特殊なので別)。

2ROMで英日両方をやりましたが、今回はストーリーのテキスト・ポケモンの命名共に英語に偏っているという印象を受けませんでした。

ただ、文字の細かさなどの関係で英語の方が情報量は多くなりがちなので、「日本語では言われていない気がする」は若干ありました。

それを考えると、情報の多い英語の方を土台として作るという近年の判断もわからなくはないというところでもあります。

ともあれ、個人的には日本語が重視される方針に肯定的です。


図鑑説明と設定

“This Pokémon lives on sheer cliffs. It sidesteps opponents’ attacks, then lunges for their weak spots with its claws.”

“このポケモンは険しい崖に生息する。敵の攻撃を横歩きで回避し、弱点に爪で突っ込む。”

sidestep という一つの動詞に「横に回避する」まで担わせているのは面白いですね。

日本語の本文では「サイドステップでかわし」なのでかなり単語数が違います。

図鑑には書かれていませんが、本編中の描写からすると食べることができますし、主人公も食べます。

今までは(ヤドンなど)食べられることこそ知られていても、実際に主人公が食べるケースはなかったはずなので、一つの時代変化です。

岩なのにタマゴグループには「鉱物」を含まない(水中3)なのも、岩だけでなく「身」がしっかりあるということを示唆しているのでしょうか。

『SV』でのポケモンと人間の関わり方の変化は気にしていましたが、まさか「食べる」に舵を切るとは…


さて、今週のポケモンはガケガニでした。

1.3mもあるカニなら食べるところが多そうですね。

私が貧乏人だからかもしれませんが現実のカニはほぼ食べるところがないというイメージなので…

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Wikipedia日本語版
The Free Dictionary

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