Ludicoloの名前の由来・設定考察
今年も雨の季節ですね
Ludicolo
Pokemon Fire Red Version
“The rhythm of bright, festive music activates LUDICOLO’s cells, making it more powerful.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第三世代で登場した、ルンパッパです。
ダーテングとは対になっており、日差しで強化される彼方に対してこちらは雨で強化されます。
基本タイプ同士の複合でありながら、水/草の複合は今でもこの系統の固有タイプです。
アニメではタケシの手持ちとして登場し、また、映画短編でも踊り担当として活躍するなど、第三世代の間を中心に特有の役割を持ってきました。
また、『コロシアム』をプレイした人にとっては、手持ちのほとんどがルンパッパというボス、ミラーボが色々な意味で印象的かと思われます。
名前の由来
Ludicolo (Carefree Pokemon)
Ludic “ふざけた” + Paludicolous “沼地に生息する” と言われます。
また、ludicrous “滑稽な” という語もあります。
ridiculous とl/rが入れ替わるような形で意味も似ていますが、語源も異なるとのことです。
前者は(ludic と共に) ludere “ラテン語:遊ぶ”、後者は ridere “ラテン語:笑う” から派生しているらしいです。
paludicolous に関しては、かなり専門的な語を持ち出してきているようです。
palus “ラテン語:沼” + -colous “-棲の” からなる語です。
例えば、「海棲の」だと maricolous となります。
図鑑説明と設定
“The rhythm of bright, festive music activates LUDICOLO’s cells, making it more powerful.”
“明るく、陽気な調子がルンパッパの細胞を活性化させ、より強力にする。”
陰気な進化前から一転して明るくなったのはいいものの、それと同時に別の大きな変化も起きています。
名前の方で、よく考えると日本語も英語も「ハス」の要素が失われています。
分類もさりげなくハスを主張するのをやめているのが憎らしいですね。
見た目もハスの葉に特徴的な切れ目がなくなり、どちらかというとその体は果実を思わせます。
日本語名から考えるとパパイヤ、黄色くやや尖ったシルエットと陽気さから安易に考えるとパイナップルなどを思わせるものの、いずれもハスからは遠く離れています。
英語名から colocynth というスイカに似た果物の関連も提案されていますが、トルコの陸地に生えるこの植物を持ち出す理由は縞模様くらいかと思います。
疑問は残しつつも、メキシコ原産で、黄色い果実をつけるパパイヤではないかと推測するのが妥当な気はします。
なお、意識しているのかわかりませんが、『ポルカ・オ・ドルカ』の振り付けはパパイヤ鈴木氏です。
さて、今週のポケモンはルンパッパでした。
色々と調べる最中、そういえばハスの実はどういう形だったかと画像検索したところ、まさに「蓮コラ」のようで多少不快感を得ました。
音楽でも聴いて打ち消そうと思います。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。
参考文献
Bulbapedia
Wikipedia
Wikipedia日本語版 ハス パイナップル パパイヤ
Online Etymology Dictionary ludicrous ridiculous
Wiktionary