Dubwoolの名前の由来・設定考察
人間至上主義者なので機械に「睡眠を頑張りましょう」とか言われるの嫌なんですよね
Dubwool
Pokemon Sword
“Weave a carpet from its springy wool, and you end up with something closer to a trampoline. You’ll start to bounce the moment you set foot on it.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第八世代で登場した、バイウールーです。
序盤のノーマルとしてはやや異質な、小動物ではなくかなりしっかりめの動物です。
主人公の主要なライバルであるホップの手持ちであり、彼の成長を暗示する立場にもあります。
接触技を半減するが炎技に弱くなる希少特性のもふもふを持ち、コットンガードと合わせて一部の物理技には非常に強くなります。
珍しい技や特性こそ持つものの、第八世代以降では珍しく専用と言える個性はなぜか持っていません。
名前の由来
Dubwool (Sheep Pokemon)
Double “二倍” + Wool “羊毛” と思われます。
何が倍なのかは定かでなくいくつかの可能性が考えられるのですが、どの言語でも概ねこの感じです。
バイウールーのモデルは、ブリテン島に生息する Jacob Sheep という羊と思われます。
アーマーガアに並び、現地の風土を表すポケモンが序盤に出現しているということになります。
牛のように黒と白のまだら模様になった体色と、複数(多くは2対)の角を持つことが特徴とされています。
バイウールーはその主要な特徴をかなりそのまま両方とも備えていますね。
下側はかなり理解し難い場所から出ているため角と認識しにくいですが、首元の毛の中で曲がっているのでしょうか。
Jacob Sheep という名前は、創世記においてヤコブらがまだら模様のある(真っ白でない)山羊/羊を引き継いだ、という話から来ていると言われます。
なお、バイウールーの名前の「倍」に関しては、角の数が通常の倍ある、と考えるのが無難なところかと思います。
「体の色」、「毛量」なども候補にはなりそうなので、確実なところは不明ではあります。
“Weave a carpet from its springy wool, and you end up with something closer to a trampoline. You’ll start to bounce the moment you set foot on it.”
“弾力のある羊毛から絨毯を織ると、トランポリンのようなものを作ってしまうだろう。足を置いた瞬間から弾み始める。”
比較的普通の生物と見せかけて、物理運動の法則に反しそうな物質を生成している恐ろしいポケモンです。
熱や光などが限界突破している事例は多いものの、弾性が異常というのは珍しいですね。
また、訳していて思いましたが、end up with というのはなんとも取り扱いに困りますね。
「(やや望ましくない結果として)-が手元に残った状態になる」くらいの表現は日常的な日本語では見当たりません。
英語ではかなりよく見る表現なところにやはり逐語訳の限界があります。
さて、今週のポケモンはバイウールーでした。
羊と何かの組み合わせと見せかけて、実際にこういった種類がいるというのはやや驚きです。
「倍」にはいまだに納得いっていませんが……
それでは、来週もまたよろしくお願いします。