Shuckleの名前の由来・設定考察
アニメ的に表情を作りやすい顔をしている
Shuckle
Pokemon FireRed Version
“It stores BERRIES inside its shell. To avoid attacks, it hides beneath rocks and remains completely still.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第二世代で登場した、ツボツボです。
『金銀』ではコレクターから預かる個体がいますが、懐かせないと容赦なく返却を要求されるという今ではあまりなさそうなイベントです。
その最大の特徴は、あまりに潔く防御に振り切った能力値でしょう。
505の合計値のうち460を防御・特防に振っており、攻撃面は10ずつしかありません。
HPも20しかないため総合的な耐久は「かなり高い」程度ですが、防御の数値的には今でも二冠を守り続けています。
名前の由来
Shuckle (Mold Pokemon)
Shuck “殻” + Barnacle “フジツボ” ではないでしょうか。
単体の語としては Shackle “束縛(する)” に似ていますが、そんなに不自由していそうな見た目ではないため違うのだと思います。
shuck は貝などの殻を指す語らしいです。
ただ、どちらかというとその殻を取る(shuck an oyster)という意味で使われることの方が多いようです。
barnacle の方は岩などに張り付いている甲殻類ですね。
どちらかというとフジツボがついた岩の方ですが、実際、ツボツボは水辺のポケモンとして設定されているようです。
初出で預かれるのも島の町であるタンバシティでしたし、その後も(淡水のケースも多いですが)多くは水辺に生息しています。
水中にいる間はフジツボも穴から脚を出すようなので、単体のフジツボとして見ても一応成り立つデザインとは言えるのかもしれません。
図鑑説明と設定
“It stores BERRIES inside its shell. To avoid attacks, it hides beneath rocks and remains completely still.”
“きのみを殻の中に蓄える。襲撃を避けるため、岩の下に隠れ全く動かずにいる。”
硬く進化してもすり潰したり削られたりするのはよくある話なので、過剰な防衛ではないのかもしれません。
avoid は対象に名詞しか取れない(不定詞を取れず動名詞を取る)動詞として有名なので、受験生の方は気をつけてください。
なお、ここで大文字になっている BERRIES は『金銀』での「きのみ」という特定のアイテムです。
『金銀』と同じ説明文の『FRLG』でも大文字表記が保持されているものの、『RS』以降きのみに固有名がついたためこの段階ではすでに意味をなさない表記ですね。
実は、「きのみ」を持っているツボツボはそれをきのみジュースに変化させるという『金銀晶』のみの独自仕様がありました。(回復量が10から20に増加)
なぜか水辺や暗所にいるのにきのみが主食なようなのは謎ですが、だからこそ保存するということになるのでしょうか。
なお、分類名の Mold はカビやそのような菌類を示します。
やや後ろ向きな印象の多い語ですが、麹菌なども mold と形容されることがあるようです。
また、同じスペルの語として mold “型” があります。
対戦環境では XX breaks the mold! “XXはかたやぶりだ!” というメッセージをよく見ますね。
さて、今週のポケモンはツボツボでした。
下手に瞳などがある凝ったデザインよりも表情が描きやすいんでしょうね。
個性も立っているし個人的に結構気に入っているポケモンです。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。