Wo-Chienの名前の由来・設定考察
400週もやっているのですね
Wo-Chien
Pokemon Violet
“It drains the life-force from vegetation, causing nearby forests to instantly wither and fields to turn barren.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第九世代の準伝説ポケモン、チオンジェンです。
やや特殊耐久寄りの能力値と所持者以外の攻撃を問答無用で下げる専用特性・わざわいのおふだにより、両方面に高い耐久力を実現しています。
HPを固定で半分削る準専用技のカタストロフィや、回復を兼ねるやどりぎのタネ、タイプ一致のイカサマといった役割に噛み合う技も持ち合わせています。
草/悪の複合自体は本来かなり劣悪な耐性なものの、タイプを変化させるテラスタルがある地方に現れたのも追い風です。
同期と比べるとわかりやすい破壊力こそないものの、十分に優秀なポケモンです。
名前の由来
Wo-Chien (Ruinous Pokemon)
蝸(wō) “カタツムリ” + 簡 (jiǎn) “(文字を記す)板” と思われます。
古今東西の外来種の侵略を受けまくっているパルデアにおける、中華系の伝説ポケモンです。
スペルが現代の拼音と違うのは、異なる表記体系を使っているからのようです。
19世紀ごろに西洋人が発音をアルファベット表記しようとした体系に則ったものと言われています。
この点で、古くに外から来た存在であるという設定に絡んでくるのが面白いですね。
日本語版では別の語が当てられており、前半部分が 蟲(chóng) になっているようです。
図鑑説明と設定
“It drains the life-force from vegetation, causing nearby forests to instantly wither and fields to turn barren.”
“植生から生命力を吸い上げ、近くの森を瞬く間に枯らし野を不毛にする。”
大迷惑ポケモンです。
能力的には災害級のポケモンも多い中で、対人の悪意を内包している点がかなり厄介です。
伝承にあるということはどこかで被害が出ているのでしょうが、不自然に枯れた土地は現在のパルデアにはなさそうです。
時間をかけて復活したか、東の岩石地帯が実は元々森だったのかもしれません。
ここには書かれていませんが、4匹の厄災はそれぞれ異なる負の感情から生まれており、チオンジェンは「恨み」です。
他の3匹は人々の手を経るうちに、という感じですが、こちらは唯一、単数の人物の恨みから生まれたという経緯が書かれています。
1人で他の厄災に匹敵する恨みを持っていたか、明記されていないだけで王の悪事に巻き込まれた他の被害者も巻き込んでいるかでしょうか。
さて、今週のポケモンはチオンジェンでした。
8年くらい毎週書いているわけなので、書きやすいポケモンは書き切ってきている感じがあります。
それでも、今後ともカキシルスつもりなので、よろしくお願いします。