Furfrouの名前の由来・設定考察
非公式情報には触れませんし、今回も1ヶ月ほどネタバレ回避期間を設ける予定です。
Furfrou (Natural Form)
Pokemon X
“Trimming its fluffy fur not only makes it more elegant but also increases the swiftness of its movements.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第六世代で登場した、トリミアンです。
元々はメイン画像の姿(やせいのすがた)ですが、ヘアカットを行うことで姿を変えることができます。
それぞれの姿が『Home』で記録されるものの、実はボックスに入れると姿が戻ってしまうため『バンク』から持ってきて登録することができません。
唯一の手段として、『GO』から直接送ることでスタイルを保持して登録できますが、地域限定の姿などもあり一部の入手は困難を極めます。
『ZA』では『USUM』以来の登場となり、上記の事情が変われば交換レートの大幅な変更となります。
名前の由来
Furfrou (Poodle Pokemon)
Fur “毛皮” + Frou-frou “婦人服の飾り” と思われます。
明らかに普通の語ではない frou-frou は、フランス語でドレスの衣擦れの音を表したものから来る借用語のようです。
婦人服の立てる音、そういった服、そしてそれに合うような飾りのことを転じて表すようです。
フランス語由来のため ou は u に近い音で発音されます。
名前全体でなんとなく frou-frou にも聞こえるようになっているということですね。
図鑑説明と設定
“Trimming its fluffy fur not only makes it more elegant but also increases the swiftness of its movements.”
“ふわふわの毛皮を刈り整えることはトリミアンをより優美に見せるだけではなく、動きの素早さを向上させる。”
実際には能力の変化はありません。
接触技の威力を半減する特性・ファーコートを持っているので、毛皮は有利に働くのかと思えば違うようです。
なお、珍しく分類名で宣言されている通り、犬種はプードルのようです。
トイではないプードルは60cm程度になるらしいですが、それでもトリミアンの1.2mはかなり大きめです。
ドイツもしくはフランスが原産地の犬種らしく、カロスのモデルの地に関係する生き物ということになります。
泳ぎが得意な water dog としても知られており、トリミアンもさりげなくなみのりを習得します。
実はそのことは名前にも示されており、poodle と puddle “水たまり” は同源と言われています。
Furfrou (Kabuki Trim)
Pokemon Ultra Moon
“Left alone, its fur will grow longer and longer, but it will only allow someone it trusts to cut it.”
“放っておくと、毛皮はどんどん長くなるが、信頼する者にしか切るのを許さない。”
まだ姿違いの図鑑説明が分かれていない頃にだけ登場しているため、共通の説明文です。
ここでは特に『Home』で希少になっているカットのみを紹介します。なぜなら説明文が4通りしかないからです。
こちらはカブキカットです。
『GO』では、日本にいるときのみ行えるカットになっています。
プレイヤーの多さから相対的にはあまり希少な姿ではないものの、日本に来る機会のない海外勢からすると希少です。
Furfrou (La Reine Trim)
Pokemon Y
“Historically, in the Kalos region, these Pokémon were the designated guardians of the king.”
“歴史的に、カロス地方では、これらのポケモンは王の守護者として指定されていた。”
la reine はフランス語で the queen です。
カロス史が『ZA』では明かされるのでしょうか。
『GO』においては本場(?)フランスでのみ行えるカットで、プレイヤー人口を考えるとカブキカットよりさらに貴重です。
Furfrou (Pharaoh Trim)
Pokemon Ultra Sun
“There was an era when aristocrats would compete to see who could trim their Furfrou’s fur into the most exquisite style.”
“貴族たちが、誰が自分のトリミアンの毛を最も洗練された形に切り揃えられるか競っていた時代があった。”
見た目は割と野犬なのですが、実は由緒正しい生物のようです。
生息域としては、『XY』の道路一箇所と『USUM』の一部地域のみで、その意味での希少種になっています。
そして、こちらの姿も一国限定です。
名称から嫌な予感がしますがその通りで、エジプト限定というさじんビビヨンもびっくりのレアポケモンです。
現時点で所持しているプレイヤーはほとんどいないのではないでしょうか。
『ZA』で価値が暴落しないといいですね……
さて、今週のポケモンはトリミアンでした。
海外では『ZA』がすでにどうのこうの言われていますが、こちらのサイトでは全く触れないのでご安心ください。
しばらくはSNSも注意した方がいいのでしょうね。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。