Moltresの名前の由来・設定考察
カイオーガ連打で勝てるリーダーが一番楽です。
石をしっかり5ついただいていきました。
Moltres
Pokemon Emerald Version
“MOLTRES is a legendary bird POKéMON that can control fire. If injured, it is said to dip its body in the molten magma of a volcano to burn and heal itself.”
翻訳・解説は “続きを読む” から!
概要
第一世代の伝説のポケモン、ファイヤーです。
チャンピオンロードに生息し、最速で出会えるタイミングは一番遅くなります。
今では、単純な火力では最強のメガリザードンY、かつて猛威を奮ったはやてのつばさとライバルが多いタイプです。
とはいえ炎なのに雨下必中のぼうふうで活躍したり、炎タイプを消したりと個性はしっかり持っています。
初代でのにらみつけるの件はおそらく初代世代以外にもネタにされています。
名前の由来
Moltres (Flame Pokemon)
Molten “燃えるような” + Tres “スペイン語:3” と思われます。
molten は melt の古い過去分詞形からの派生です。
他には、鉱物を精錬する、smelt が同源です。
Minecraftの英語wikiだと竃を使う項目が smelting です。
初代の三鳥は、それぞれが uno、dos、tresとスペイン語の数字を持ちます。
図鑑の順番もこれに習います。
単に番号が振ってあるだけというのも微妙ですが、日本語名よりは…
一応、日本語名は -er (行為者名詞の接辞)に統一されていると考えられます。
よって、「ファイヤー」は Firer とするのが正しいのでしょう。(なお、どれもろくな訳になりません)
なお、昔はゴッドバードを専用技としていました。
英語版では Sky Attack という強いのかよくわからない名前です。
図鑑説明と設定
“MOLTRES is a legendary bird POKéMON that can control fire. If injured, it is said to dip its body in the molten magma of a volcano to burn and heal itself.”
“ファイヤーは炎を操ることができる伝説の鳥ポケモン。傷つくと、自分の体を火山の流れるマグマに浸し、自らを焼いて癒すといわれる。”
不死鳥の伝説です。
日本語の「自分」は代名詞的に機能し、主語と同一の代名詞はそのように訳すのが割と嵌ります。
不死鳥
不死鳥(Phoenix)はエジプトやギリシャにその源を持つ伝説の生き物です。
死んでもまた蘇るのはもちろんのこと、一度の寿命も500年程度の長さとされています。
寿命を迎えると体が燃え、その灰から生まれるとも、単に新たな個体が生まれるとも言われています。
名前の正確な語源は不明ですが、赤ないし紫の高貴な染料、色に関連している可能性があるそうです。
姿によっては太陽の光を表すとされる光輪を伴い、太陽神ヘリオスとの関連も見られます。
親鳥の体をエジプトに運ぶ、自分の棺桶を用意する、など、その再生方法は様々です。
ですが、沈んでは昇る太陽のモチーフを持つことは、共通のようです。
意外にも、その場で燃え上がるハリー・ポッター式は多くなく、骸が虫に分解されて生まれ直す場合もあります。
日本では手塚治虫の『火の鳥』が有名ですね。
もともとの不死鳥には他者に不死性を与える力は特になく、この部分は『火の鳥』での創作のようです。
元となったフェニックスが特殊な鳥であるのに対して、人知を超えた力を持つこちらは、鳳凰などとの統合もあるのかもしれません。
太陽をモチーフとした神鳥は多く、やはりこの他にも様々な文化圏で混同が起きているようです。
サラマンダーとの関連が見られたりもするそうです。
「炎」や「太陽」がやはり、再生の象徴として神聖視されてきたのでしょうね。
今週のポケモンは、シンオウの石稼ぎに協力してもらったファイヤーでした。
「不死鳥」というと特別に聞こえますが、元を辿ると「葬式する鳥」のイメージも強いです。
せっかくなのでファイヤーも超回復を習得して欲しいのですが…
どうせ岩4倍のハンデがあるので壊れないとは思いますし。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。
参考文献
Wikipedia
Wikipedia日本版 フェニックス 火の鳥(漫画)
Minecraft Wiki