Pokemon of the Week 68: Luvdisc

Luvdiscの名前の由来・設定考察

増えていくチョコの属性。
義務になるくらいならやめた方がいいと思うのですが…

Luvdisc
“It lives in warm seas. It is said that a couple finding this Pokémon will be blessed with eternal love.”

Pokemon Diamond Version

翻訳・解説は “続きを読む” から!



概要

第三世代のポケモン、ラブカスです。

どの作品でも、生息範囲は広くないですが出現率は高めです。

進化がなく能力値も低いですが、その特筆すべき点は持ち物のハートのウロコでしょう。

忘れた、習得しなかった技を思い出すために必要となるため、常に乱獲される運命にあります。

一瞬だけ進化後として期待されたママンボウすら無関係だとされ、対戦では悲惨と言っても過言ではないかもしれません。

一方、ウロコの他、イベントその他での役割がしっかりしているためキャラとしては成功しているのでしょう。


名前の由来

Luvdisc (Rendezvous Pokemon)

Love “愛” + Discus “ディスカス” と思われます。

後半については、disc “円盤” ももちろん考えられます。

しかし、discus と結局は語源・語義を共有するので、「魚」まで回収できるこちらを採用しています。

日本語でもディスカスの要素が見られるので、これで良いかと思います。

ディスカスは平たい姿をした魚で、アマゾン川に生息しています。

ラブカスは海水魚のようですが、こちらは淡水魚です。

ついでに、円盤投げの競技やその円盤も discus というらしいですね。

Rendezvous

分類名の rendezvous “ランデブー” という英語にないスペルも目を引きます。

フランス語で rendez-vous と分解することができ、再帰動詞 se-rendre の2人称複数現在(もしくは命令形)だそうです。

意味は、「あなたたちは行く」(もしくは「行きなさい」)となるようです。

再帰動詞は、意味的に自分がその動作の対象となる時に現れます。

スペイン語の例ですが、lavarse “体を洗う” や irse “立ち去る” など。

自動詞として扱うものにも、完全に対象がないものや、主語が目的語扱いになるものなど種類があります。

非常に長くなるので、この話は別の機会とします。

これが名詞として使われて「待ち合わせ」「デート」の意味となり、軍隊などの「合流」にも使われます。

英語にも借用されていますし、日本語でアベックがランデブーも今は昔。


図鑑説明と設定

“It lives in warm seas. It is said that a couple finding this Pokémon will be blessed with eternal love.”

“暖かい海に住んでいる。このポケモンを見つけたカップルは、永遠の愛に恵まれるだろうと言われている。”

原作の出現率を加味すると、あまりにも大安売りな永遠の愛です。

bless “祝福する” は、神的なものによって守られる意味になります。

慣用表現で「恵まれる」としていますが、受動態の通り、授けられる、もしくは道具のwithとして「永遠の愛をもって」ともできそうです。

バレンタイン・デイ

この時期にはバレンタインデイがあります。

日本では「女性が男性にチョコを」贈るのが一般的なのに対し、西洋では「どちらでもプレゼントを」というのは割と有名ではないでしょうか。

バレンタイン聖はローマの聖人で、キリスト教の迫害に立ち向かって殉教したとされています。

元々は恋愛との関連はなく、現代のバレンタインは他の祭事と結びつけられた結果のようです。

Lupercaliaという同時期の豊作の祭りを、くじ引きでカップルを決める祭りと主張して結びつけたのが始まりとも言われているそうです。

この背景に、キリスト教以外の信仰を野蛮として排除し、取り込もうとする流れがあったらしいです。

結婚相手をくじで決めるという慣習も、批判のための創作であって事実ではない可能性も高いようです。

日本のチョコレート商戦もかもしれませんが、こういった祭事には情報操作がつきもののようですね。

なお、日本のバレンタインについてはやはり日本語版Wikipediaが詳しいです。

ただ、やたらと「男性の被害」を強調していたり、主観的な記述が多いようで信頼性に欠くと思われたため、詳しくは語りません。

宗教のようなモラルに反しないにも関わらず、従わないことがマイナスになるイベントということで問題点ももちろん多いでしょうね。

商業としては大成功のようですが。


さて、今週はバレンタイン近くということでこのポケモンでした。

悪い強制力を産むくらいならやめればいいのにと思いますが、これはトレンドを作った側の勝利ですね。

男女問わず本当に大事な相手にだけ渡せれば私には理想的です。
代わりに高価なものにするとかしてもいいので。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

前回の記事へ
次回の記事へ




参考文献

Wikipedia Discus (Fish) Valentine’s Day
Wiktionary rendezvous rendre rendez-vous
美しいフランス語と秘密のアラビア語
Wikipedia日本語版

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

2017 - 2024 ポケモンで英語を学ぶ人の雑記.


当サイトは非公式のファンサイトです。
引用の画像及び文章は、株式会社ポケモン、ゲームフリーク並びに関係企業に帰属します。