Combeeの名前の由来・設定考察
Q. 更新時間が遅いが?
A. あつ森やってました…
Combee
Pokemon Sword
“The members of the trio spend all their time together. Each one has a slightly different taste in nectar.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第四世代で登場した、ミツハニーです。
地方特有の「あまいかおりのする木」システムでのみ入手できたポケモンの一種でもあります。
そのために利用するあまいミツを拾ってくるものひろいの互換特性、みつあつめが昔は専用でした。
進化するまで技をほとんど覚えないが、比率的に大多数を占めるオスは一生進化しないという性質で、公式絵などもメス準拠です。
幸い(?)入手方法が限られるので、後に登場したエンニュートよりは旅パでの被害は少なめでしょうか。
名前の由来
Combee (Tiny Bee Pokemon)
Honeycomb ” 蜂の巣(状の構造) + Bee “蜜蜂” と思われます。
どことなく combination “連結” っぽくもあります。
しかしコンビではなくトリオではないか、という指摘は、語源的に考えると確かに適当に思われます。
そもそも combine “結合する” が com- “共に-” と bi- “2の-” を含むので、「2つのものを合わせる」が原義と言えます。
bi- について一応例を挙げると、binary “二元の”、bisexual “両性の”、bipedal “二足(の)” などです。
したがって、2人はコンビで3人はコンビではない、というのは確かに成り立ちそうではあります。
ただ、例えば数学で使う組み合わせの C は、combination ですが2以上を選び出すわけなので、現在の意味だとまた別とも言えそうです。
あと、当然ですが「コンビ」は日本語的な略であって英語ではないという観点も含めて、combination は可能性レベルということで。
そういえば、日本語名も
蜜 + Honey に「三つ」がかけられているのでしょうか。
ハニカム
正六角形(/柱)を敷き詰めたハニカム構造は、強度を保ちつつ材料を節約/軽くするのに最も適した構造だそうです。
(全く同じ形の繰り返しで)平面を隙間なく敷き詰められる正多角形は、三角形、四角形(正方形)、六角形しかないらしいです。
その中で六角形が最も周の長さが短いために、最も材料が少なく済む、ということのようです。
正六角柱を束ねた構造は強度に対して軽いため、特に航空の分野で重宝されているそうです。
歴史的にも人間との関わりは古く、ギリシア神話にもこの構造に関する記述があるそうです。
建材としてハニカム構造が最も効率的、というのは、ユークリッドも言っていたとされています。
図鑑説明と設定
“The members of the trio spend all their time together. Each one has a slightly different taste in nectar.”
“トリオの仲間は時間の全てを共に過ごす。それぞれが少し違った蜜の好みを持つ。”
all という数量詞についての、quantifier stranding と呼ばれる現象を一つ紹介してみます。
主語に論理的に all がかかる場合、all を少し下の位置(動詞と助動詞/be動詞などの間)に「取り残す」ことができます。
All the boys are eating the cakes.
The boys are all eating the cakes.
この位置が、もう一つの主語位置だったり、英語の主語は元々ここに生成されるという説もあります。
いわゆるthere構文だと、この位置に論理的主語が現れます。
There are some cookies on the plate.
普通に生きている分には一生使うこともないかもしれませんが、せっかくなので。
どう森のハチは本当に心臓に悪いですね。
という思い出し方をしたので今週は滑り込みでミツハニーでした。
原理的に進化できない、オスのミツハニーなどは最終進化形で数えるべきなのか、時々迷うことがあります。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。