Haxorusの名前の由来・設定考察
土日のイベントにも参加できない人生なんて
Haxorus
Pokemon White Version
“Their sturdy tusks will stay sharp even if used to cut steel beams. These Pokémon are covered in hard armor.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第五世代で登場した、オノノクスです。
最初期のPVで公開されたうちの一種でもあります。
能力合計的にはキングドラと同列の、600族には及ばないものの野良の中では格上のドラゴンです。
特性・かたやぶりを持つことから、ミミッキュをアイアンテールで倒そうとして挫折するのは多くの人が通る道ではないでしょうか。
色違いは黒で、『BW2』の地方図鑑を揃えると固定シンボルで出会うことができます。
名前の由来
Haxorus (Axe Jaw Pokemon)
Hack “叩き切る” + Axe “斧” + -saurus “恐竜の接尾辞” と思われます。
hack は電子機器にアクセスする hacker とは同源とも、そうでないとも言われます。
hacker の方がスラング的に生まれた語らしく、記述で辿るのが難しいのが原因に見受けられます。
もし別で発生したとすれば hacker から hack の逆成の可能性があるらしいです。
似たようなところで言うと edit や escalate と同じ現象ということになりますね。
日本語名の方は、慄く + 斧 + -onychus と考えられます。
-onychus もまた恐竜の接尾辞で、deinonychus “ディノニクス” などに使われます。
δεινός (deinós) はギリシア語で「恐ろしい」であり、意味的にも「慄く」と重なるところがあります。
ただし、ὄνυξ (ónux) の方は「爪」で、顎が特徴のオノノクスの直接的なモデルかというと微妙です。
図鑑説明と設定
“Their sturdy tusks will stay sharp even if used to cut steel beams. These Pokémon are covered in hard armor.”
“丈夫な牙は鉄材を切るのに使われても鋭いままである。このポケモンは硬い鎧に覆われている。”
tusk は日本語で言うと「牙」にまとまるものの、マンモスなどに特徴的な外に露出している大型のものですね。
「尖った歯」の方は fang です。
ややポケモン図鑑の文章としては異質に思われるのは、these Pokemon という部分です。
名詞 Pokemon が単複同形というのは複数の図鑑を見ると割とすぐに気づく特徴です。
さらに見ていくと、単数の Pokemon には「ある種の総称」という用法があることがわかります。
例えば、同期のサザンドラは this brutal Pokemon と単数で種全体が説明されています。
この用法があるにもかかわらず、these という明らかに複数を示す限定詞が使われているのが珍しさを感じさせます。
なお、この説明文はそのまま『AS』までで計3回使われていることから、意図しない記述ではなさそうです。
何か私には認識できていない意味の違いがあるのでしょうか。
さて、今週のポケモンはオノノクスでした。
GO Festの一日目をほぼ潰されたものの、二日目でなんとかオノノクス入手まで持っていけました。
私の土日の予定なんてそうそうないのに、業務を被せてくるのはやめてほしいですね……
それでは、来週もまたよろしくお願いします。
参考文献
Bulbapedia
Wikipedia
Online Etymology Dictionary hack hacker