Pokemon of the Week 242: Politoed

Politoedの名前の由来・設定考察

初夏だか梅雨だかよくわからない気候ですね

Politoed
“Although its cries sound like screams, a composer created a beautiful ballad that was influenced by the sounds.”

Pokemon Ultra Sun

詳しい内容は “続きを読む” から。

概要

第二世代で登場した、ニョロトノです。

「ポケモンが道具を持てる」という新要素を利用した形での追加進化です。

一躍脚光を浴びたのは第五世代で隠れ特性・あめふらしが解禁されてからです。

永続する雨を降らせるという前世代の伝説専用特性を得て、雨主軸の戦術の欠かせない一員となりました。

その後は天候の永続廃止、新たな一般あめふらしのペリッパー登場などの向かい風はありつつも、依然として独自の役割は保ちます。


名前の由来

Politoed (Frog Pokemon)

Polliwog “オタマジャクシ” + Toad “ヒキガエル” と思われます。

ただ、後半部分は toad ではなく toed というスペルになっています。

toed “足指の分かれた” という語もありますが、無理ではないにしても重要な要素ではなさそうに思われます。

というか記事のタイトル入力する段階まで普通に toad だと思っていました。

polliwog は、現在では北アメリカの方言と認定される呼び方のようです。

標準的な呼び方では tadpole がよく使われます。

frog と toad は英日で概念分けの異なる例としてよく出されるものかと思います。

脚が長く滑らかな肌をしているのが frog、脚が短くイボのある肌をしているのが toad と言われます。

しかし、toad は frog (生物学的には Anura)の一部とされているらしいことから、完全に概念が分かれているとはいえないはずです。

frog のうちどれが toad であるのかは明確に定義されているわけではないそうです。

ただ、Ranidae (アカガエル科)を true frogs、Bufonidae (ヒキガエル科)を true toads 呼ぶこともあるとのことです。


図鑑説明と設定

“Although its cries sound like screams, a composer created a beautiful ballad that was influenced by the sounds.”

“鳴き声が叫び声のように聞こえるが、ある作曲家はその音に影響を受けた美しい物語詩を作った。”

芸術家に影響を与えた系の記述はよくありますが、今回は “a” と単数なので本当に耳障りな音なのでしょう。

カエルに関して曲というと、そのままですが『カエルの合唱』がすぐに想起されます。

これはドイツの Froschgesang なる民謡が元になっているとも言われますが、肝心のドイツ語原曲が説得力のある形で見つかりません。

(あっても日本語版を知る人が伝わっているドイツ語版の歌詞を当ててみた例など)

また、これは非ネイティブの私の感想で当てにはならないのですが、原曲と言われる歌詞はあまりにも一音に当てている歌詞が少なすぎる気がします。

ドイツ語が元であるのが明らかな『ぶんぶんぶん』の原詞と比べてみると2-3倍ほど間伸びしている印象です。

むしろその歌詞の当て方は日本語のモーラ構造に近く思えます。

ドイツ語の方が何らかの目的で後付けされたと思えてなりません。


さて、今週のポケモンはニョロトノでした。

『Pokemon GO』の Adventure Week がこの時期になるのはアメリカ中心という感じがしますね。

向こうは初夏の外出日和でも、日本は梅雨や嵐の時期なので……

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Wikipedia日本語版
Forest Preserve District Willcounty
世界の民謡・童謡

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