Tentacoolの名前の由来・設定考察
海、有毒生物の注意書が多くて入りづらくないですか
Tentacool
Pokemon Sapphire Version
“TENTACOOL absorbs sunlight and refracts it using water inside its body to convert it into beam energy. This POKéMON shoots beams from its crystal-like eyes.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
初代から登場する、メノクラゲです。
海で遭遇するポケモンの代表格で、『BW(2)』及び『剣盾』(本編)以外の全てに野生で登場します。
毒複合で草技が通りにくい他、特防に優れており半端な電気技も耐えてくるなど雑魚として見るとそれなりに悪質です。
初代の特殊分離前は、特殊種族値100で進化前にしてはそこそこの数値でした。
技マシンとしての廃止以来、なぜかどくどくを没収されたのも一部で話題になりました。
名前の由来
Tentacool (Jellyfish Pokemon)
Tentacle “触手” + Cool “冷たい” と思われます。
赤い模様が特徴なのかと思いきや、図鑑でもあまり言及されず、外国語名でも韓国語以外では触れられていません。
面白いところでは、中国語では瑪瑙水母という名前が当てられています。
「メノ」の部分が瑪瑙と解釈されたことによる名前かと思われます。
赤い部分は宝石のようだとも言われているため、ここの材質に言及しているとも取ることができるかもしれません。
ただ、実際には透明度が高く水晶のよう、と形容されているので、この命名は誤解によるものなのではないでしょうか。
図鑑説明と設定
“TENTACOOL absorbs sunlight and refracts it using water inside its body to convert it into beam energy. This POKéMON shoots beams from its crystal-like eyes.”
“メノクラゲは日光を吸収して体内の水で屈折させ、それを光線のエネルギーに変換する。このポケモンは水晶のような目から光線を放つ。”
面白いのは、この時点では赤い部分が「目」と断言されていることです。
体の下部にも目らしきものがあるので、合計して目が4つある、もしくは下の方は目ではないということになります。
ただし、過去編にあたる『LEGENDS』では「目のような球体」という表現になっており、扱いの齟齬が見られます。
新作の方が通常は最新の設定なのでしょうが、作品の性質上どちらを新しい発見と見るかはやや面倒な問題になります。
なお、クラゲには種によって様々なレベルの視覚システムがあり、生物の目の進化研究にもその知見が役立てられているそうです。
その点で見ればクラゲの目というのは一種特徴的なものであり、可能性としてはそれを踏まえてデザインされたのかもしれません。
設定上、もしかすると赤い方も光を取り入れる感覚器官として機能しているのかもしれません。
さて、今週のポケモンはメノクラゲでした。
夏が近づく頃はともかく、実際に来ると暑さに滅入りますね。
あまり陽を浴びると干からびるので、勘弁願いたいところです。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。