Cameruptの名前の由来・設定考察
背中に灸が乗っているときに思ったこと
(…バクーダ)
Camerupt
Pokemon Ruby Version
“CAMERUPT has a volcano inside its body. Magma of 18,000 degrees F courses through its body. Occasionally, the humps on this POKéMON’s back erupt, spewing the superheated magma.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
第三世代で登場した、バクーダです。
炎/地複合は、実質廃止されたゲンシグラードンを除くとこの系統だけです。
『RS』や『ORAS』では、マグマ団ボス・マツブサを特徴付けるポケモンです。
典型的な両刀ホウエン型の能力をしており、総合値も抑えめなため見た目に反して耐久もそこそこ止まりです。
『ORAS』で追加されたメガバクーダは、そこから速さを切り捨てて特性補正をかけることで、独特の活躍もできたポケモンです。
名前の由来
Camerupt (Eruption Pokemon)
Camel “ラクダ” + Erupt “噴火する” と思われます。
技・ふんかも Eruption ですね。
シンプルながら綺麗にまとまっていて、個人的にはかなり好きな名前です。
しかし概してこれら綺麗にできているタイプは言うことがないんですよね。
erupt は噴火の他、「発疹する」という動詞でも用いるそうです。
ex- “外に-“ + rumpere “ラテン語:裂ける” が元だそうで、英語としては「発疹」の方が古い用法となります。
一方で、ラテン語として「噴火」に用いられた例もあるらしく、一概に新旧の関係というわけではないようです。
図鑑説明と設定
“CAMERUPT has a volcano inside its body. Magma of 18,000 degrees F courses through its body. Occasionally, the humps on this POKéMON’s back erupt, spewing the superheated magma.”
“バクーダは体内に火山を持つ。華氏18,000度のマグマが体を巡っている。時折、背中のこぶが噴火し、加熱したマグマが噴き出す。”
マグカルゴもそうなのですが、マグマ系のポケモンは存在だけで一帯を壊滅させそうな設定になっています。
「マグマ」は私の日本語力敗北シリーズです。カタカナに頼ってしまいました。
「溶岩」がそれっぽいですが、「地底にあるのがマグマ、火山噴出物が溶岩」という半端な知識があるので忌避されました。
どうやら、実際には「岩漿」という訳語もあるそうです。
そういう分野の人以外には伝わらなそうとはいえ、日本語のことも知っておきたいですね。
Mega Camerupt
Pokemon Alpha Sapphire
“The humps on Camerupt’s back are formed by a transformation of its bones. They sometimes blast out molten magma. This Pokémon apparently erupts often when it is enraged.”
“バクーダの背中のこぶは骨の変形によって構築されている。それらはときどき溶けたマグマを噴出する。このポケモンはどうやら怒ったときによく噴火するようだ。”
第七世代のローカル図鑑に載らなかったため、共通説明です。
実際のラクダのこぶは脂肪分によってできているとのことです。
ここまで真っ直ぐ「骨」と書かれると騙されかけますね。
種によっては背骨の背中側がやや出っ張っているものもあるようですが、こぶの部分に骨はありません。
さて、今週のポケモンはバクーダでした。
そこそこ好きなポケモンなので、メガを返してもらうなど救済がほしいところです。
『SV』での岩とも毛ともつかない質感もなかなかいい感じです。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。