Belliboltの名前の由来・設定考察
全世界のポケモンプレイヤーの試行回数で言うと1/4000はそんなに低くない
Bellibolt
Pokemon Violet
“What appear to be eyeballs are actually organs for discharging the electricity generated by Bellibolt’s belly-button dynamo.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第九世代で登場した、ハラバリーです。
配信者ジムリーダーのナンジャモのパートナーとして先行公開されていました。
やや耐久があるくらいの能力ながら、専用特性のでんきにかえるは殴られると充電状態になるという強力なものです。
充電状態の2倍という補正からの吸収技・パラボラチャージにより、場合によっては対処不能となるような場面さえ作れます。
その継戦能力の高さから、テラレイドバトルでも優秀なポケモンの一種になっています。
名前の由来
Bellibolt (EleFrog Pokemon)
Belly “腹部” + Bolt “電光” と思われます。
日本語では「バリバリ」という擬音になっている違いがあるものの、ほぼ同じ構成の名前です。
名前にカエル要素が見られない上、冷静にデザインを見ると我々にとってカエルとは何であるのかを考えさせられます。
飛び出た目、やや短い手(前脚)、緑の体色などは見た目から読み取れるかもしれない特徴です。
『SV』本編を見ていれば、水辺に生息、オタマジャクシからの進化、特性名、そもそも分類名を見たなどの文脈があるかもしれません。
あるものの典型例をもとに語の意味を考える理論をプロトタイプ理論と呼ぶことがありますが、それで言うとこれはカエルのプロトタイプからはかなり遠そうです。
文脈なしにこれを見て、何の生き物か判断できる人はどれくらいいるのでしょうか。
図鑑説明と設定
“What appear to be eyeballs are actually organs for discharging the electricity generated by Bellibolt’s belly-button dynamo.”
“目玉のように見えるのは実際にはハラバリーの臍の発電機で作られた電気を発散するための器官である。”
先ほどカエルの特徴として挙げた飛び出た目玉は、本物ではないようです。
おそらく、薄い黄色の模様のような部分が顔ですね。
一応、偽の目玉の模様で威嚇するというのは一部のカエルにも見られる特徴のようです。
臍の発電機という謎ワードもありますが、(殴られるのも含めて)伸縮することで発電するものなのでしょう。
全体的に、「でんきにかえる」という日本語の一発ネタが採用されたデザインのように思われます。
どうもカエルらしさの薄い姿をしているのは、フレーズがデザインの本体であるために「カエル」と「発電」がほぼ等価のモチーフだからかもしれません。
英語版での特性名は、Electromorphosisです。
Morphosis “形態形成” は、生物の姿形が変化する過程、といった意味合いのようです。
昆虫の変態を metamorphosis と呼ぶので、それより広い姿の変化、といった感じでしょうか。
ただ、electro- “電気の-” がついたこの造語は何というか全く直観的に意味がイメージできませんね。
私より英語と生物学の情報を持っているであろう、ChatGPTに投げてみました。
If we break down the components of the word, “electro-” pertains to electricity or electric fields, while “morphosis” refers to the process of morphological change. Based on these components, one could speculate that “electromorphosis” might refer to a hypothetical process in which electric fields or electrical stimuli induce or influence morphological changes in organisms.
語の構成要素を分けてみると、”electro-” は電気や電場に関係し、”morphosis” は形態変化の過程に関連します。これらの構成要素を元に、”electromorphosis” は電界や電気刺激が生物の形態変化を引き起こす、もしくはそれに影響を与える仮説的な仮定と推測することができます。
分かりませんでした。
さて、今週のポケモンはハラバリーでした。
電気の通る相手であればかなり安定して討伐できるので、便利ですね。
野良でミライドンあたりに対するアシッドボムでの補助もできるのもなかなか高評価です。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。