Okidogiの名前の由来・設定考察
ネタバレを含みます。
Okidogi
Pokemon Scarlet
“After all its muscles were stimulated by the toxic chain around its neck, Okidogi transformed and gained a powerful physique.”
詳しい内容は “続きを読む” から。
概要
第九世代DLCで登場した、イイネイヌです。
周回で1匹ずつしか手に入らない準伝説に似た立場ですが、合計値は一般のそれよりやや控えめです。
マシマシラ、キチチギスと共にキタカミの里の英雄とされるポケモンで、共通して特性・どくのくさりを持ちます。
どことなくSNSを思わせる名前と、設定に対して見るからに怪しい見た目や不穏な特性は話題となっていました。
また、専用特性持ちながら意外にもとくせいパッチで変更が可能で、その場合マフィティフ専用だったばんけんに変化します。
名前の由来
Okidogi (Retainer Pokemon)
Okie-dokie “よし” + Doggy “ワンちゃん” と思われます。
英語の方もかなり口語的でふざけた名前なのですが、かなり上手く重ねており日本語より秀逸な印象を受けます。
露骨に良い名前を与えられているのがかえって怪しさを増しています。
やたらと賛美されることで意味が反転していくというのは、『ジュリアス・シーザー』における “Brutus is an honorable man.” と似たような感じがします。
あれは演説の技法なので違うと言えば違いますが、賛辞とともに怪しい事実を提示して逆に反感を抱かせるという点はやや共通して見えます。
図鑑説明と設定
“After all its muscles were stimulated by the toxic chain around its neck, Okidogi transformed and gained a powerful physique.”
“首の周りの毒の鎖にあらゆる筋肉が刺激され、イイネイヌは姿を変えて強靭な体つきを手に入れた。”
Retainer “けらい” という分類名と鎖を見るに、どこかに主がいることが示唆されています。
襲撃の真実の昔話の挿絵に、さりげなく4体目が描かれているという情報もあります。
それに似た置物がキタカミにある商店に置いてあるそうですね。
また、立て看板の3枚目、「仮面で顔を隠さなければ鬼に魂を抜き取られる」という話もどうも怪しいところです。
劇中での「鬼」であったオーガポンは仮面の特殊な力こそあれ、その力は基本的に単純な暴力です。
家来の3匹もそのような描写がないので、精神的に干渉するような鬼の出所は他にあるのではないかと考えられます。
相手の欲求を元に力を与え、精神を蝕む「桃」のポケモンが後編かそれ以前に登場するのではないでしょうか。
その場合、キタカミに未回収の内容があるということになり、後編DLCは3エリア(以上)を行き来する形になりそうですね。
今までの情報だと、博士や過去の探検家を魅入らせたのはテラパゴスの能力に見えていましたが、もしかするとそちらにも「桃」が噛んでいるのかもしれません。
それ自体の記録が残っていないこととエリアゼロの記述が虫食いなのにも何となく共通点があり、ここへ来て新たな容疑者が提示された形になりますね。
さて、今週のポケモンはイイネイヌでした。
本編の段階では悪意のない人間がテラパゴスの影響で暴走、というのが疑われていましたが、新たな容疑者の「桃」にはどうも陰湿な悪意を感じますね。
人間的な悪意を持たせすぎると捕まえても後味が悪くなりそうですが、その辺りはどうするのでしょうか。
それでは、来週もまたよろしくお願いします。