Pokemon of the Week 335: Electivire

Electivireの名前の由来・設定考察

北海道に行ってきました。寒い

Electivire
“It pushes the tips of its two tails against the foe, then lets loose with over 20,000 volts of power.”

Pokemon Pearl Version

詳しい内容は” 続きを読む” から。

概要

第四世代で登場した、エレキブルです。

物理特殊分離を受けた物理電気、また、既存ポケモンの追加進化であると世代のテーマを反映したポケモンです。

発売前から公開されていたにも関わらず入手がクリア後(全国図鑑入手後)という奇妙な設定も当時のプレイヤーには印象的かもしれません。

対になるブーバーンの方は存在が伏せられていたのもやや謎です。

また、妙に日本国外で人気のあるポケモンとしても知られています。


名前の由来

Electivire (Thunderbolt Pokemon)

Electricity “電気” + Wire “電線” と思われます。

live wire “送電線/活動的な人” という表現もあるそうです。

elective “選挙の” という語もありますが、これは electricity とは系統的にも別のようです。

electric はギリシア語の ἤλεκτρον “琥珀” から来ています。

元は琥珀を擦ったときに発生する静電気が発見されたことから、この名前がついたそうです。

もちろんこれは現代英語に続いている語源の話であり、電気自体の観測は紀元前の古代エジプトでもすでに見られていたとのことです。

ついでに、ワイルドボルトの英語名である Wild Charge の charge も多義語ですね。

「充電」と「突進」の意味を兼ねていてなかなか面白い名称です。


図鑑説明と設定

“It pushes the tips of its two tails against the foe, then lets loose with over 20,000 volts of power.”

“2本の尾の先端を敵に押し付け、そして20,000ボルト以上の力を解放する。”

tip “先端” を使った面白い表現として、tip of the tongue というのがあります。

文字通りには「舌先」ですが、言おうとしていることが思い出せずに「すぐそこまで来ている」という使い方をします。

日本語では「喉まで出かかっている」というようですね(どうも私はこれを使ったことがないです)。

舌も喉も言語の音声を作るのに使う器官なので、各言語の直感があるのでしょう。


さて、今週のポケモンはエレキブルでした。

物理電気は微妙に汎用技を渋られているのですよね。専用技は強いのに……

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Bulbapedia
Wikipedia
Online Etymology Dictionary

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