Pokemon of the Week 64: Lurantis

Lurantisの名前の由来・設定考察

今日が成人式のところも多いようです。
今週は、着物のような姿のポケモンです。

Lurantis
“It fires beams from its sickle-shaped petals. These beams are powerful enough to cleave through thick metal plates.”

Pokemon Moon

翻訳・解説は “続きを読む” から!



概要

第七世代、サンムーンのポケモン、ラランテスです。

擬態がモチーフなのもあって初見ではタイプに混乱しますが、草単体です。

ストーリーでは草の試練でぬしポケモンとして登場します。

無限湧きの仲間との連携で高火力技、回復という、初心者泣かせの強敵です。

回復するボスって嫌になりますよね…


名前の由来

Lurantis (Bloom Sickle Pokemon)

Lure “誘い込む/疑似餌” + Mantis “カマキリ” と思われます。

日英でほぼ共通名なのを考えると、「蘭」も含まれそうです。

なお、モデルであろうハナカマキリは、ちゃんと蘭に擬態する生物です。

日本語名と英語名のどちらが先に作られたか見分けられるポケモンもいる中で、こういった名前も存在します。

ちなみに、mantis という名前は「預言者」というギリシア語から来ているそうです。

腕を折りたたんでいる状態が祈りの姿に似ているからと言われています。

ヨーロッパを中心に生息しているウスバカマキリには、Mantis Religiosa “神聖な(敬虔な)預言者” という学名がついています。

ちょっとした中ボスの名前になりそうな勢いです。


図鑑説明と設定

“It fires beams from its sickle-shaped petals. These beams are powerful enough to cleave through thick metal plates.”

“鎌のような形の花弁から光線を発射する。このビームは厚い鉄板を突き抜けるほどに強力だ。”

まさかの beam の文字に多義語を疑いましたが、日本語を見ても「ビーム」で間違いないです。

そもそも fire “発砲する” の目的語なのでそれはもう間違いなくビームです。

fire は「火」の他、「解雇する」の動詞だったり割と色々な意味で使われますね。

光線を撃てるような生物が擬態で身を守らなければならない世界とは、なんと世紀末。

全員が専用技もしくは特性を持つ第七世代の中で、このポケモンの専用技は Solar Blade です。

鎌に日光を溜めて撃ち出すこの技が、おそらく件のビームでしょう。

ハナカマキリの生態

このポケモンは、花に擬態するカマキリと見せかけてカマキリに擬態する花という、混みいったモチーフと思われます。

そのあたりは、隠れ特性のあまのじゃくにも表されています。
モデルとは逆の擬態ということでしょう。

ハナカマキリは、東南アジアに生息し、蘭に似た姿を持っています。
その姿から、花に擬態して獲物を狙うと言われていました。

しかし、研究の結果、姿が異なる幼虫と成虫では狩りの方法も違うことが発見されたそうです。

幼虫は葉の上で花そのものに擬態し、昆虫を誘引する匂いによって狩りを行うそうです。

一方で、成虫は花の中に身を隠して待ち構え、花を訪れるミツバチを捕食するとされています。

見た目上明らかなようでも、検証してみると違った結論が出てくることもあるのですね。

思い込みを否定するのが研究では重要なのだという例にも思われます。


さて、成人式シーズンの今週は、着物のような姿のポケモンを扱いました。

モデルと逆の擬態なこと、デザインが和装にも見えることなど、かなりの良デザインだと思っています。

生物に関しても、調べるほど新しい情報が出てくるものですね。
落ち着いたら、生物図鑑なども眺めてみたいものです。

それでは、来週もまたよろしくお願いします。

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参考文献

Wikipedia European Mantis Hymenopus coronatus
Online Etymology Dictionary
Wiktionary μάντις mantis
ハナカマキリの匂いを使ったミツバチ捕食戦術

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